2日の日経平均株価は、大手格付け会社のフィッチ・レーティングスが現地1日に米外貨建て長期国債の格付けを引き下げたことからリスク回避の売りが先行、先物へのまとまった売りを交えて日経平均は下げ幅を拡大、午後2時過ぎには3万2628円29銭(前日比848円29銭安)まで下落、その後の戻りは鈍く大引けにかけてさえない展開、時間外取引での米株先物安やアジア株安も重しとなり国内長期金利の上昇なども警戒され、中でも値がさ主力株中心に軟調となり指数を圧迫、東証業種別株価指数(全33業種)では証券商品先物、保険、電気・ガスなど30業種が値下がり、鉱業、輸送用機器など3業種が値上がり、東証プライム銘柄の81.9%が下落して前日比768円89銭安の3万2707円69銭と3日ぶりに大幅反落。今年最大の下げ幅となり心理的なフシ目となる3万3000円を下回るとともに25日移動平均線(3万2787円)を割り込んだ。東証プライムの出来高は18億3485万株、売買代金は4兆4846億円。騰落銘柄数は値上がり287銘柄、値下がり1503銘柄、変わらず45銘柄。市場は、昨日TOPIX(東証株価指数)が連日で年初来高値を更新して目先天井と見た投資家が米国債の格下げをきっけかけに売り仕掛けの動きを強めたと見られる。ここまで売られるほどの不安材料とは思えず基本的に押し目い方針に変わりはないと短期の戻りに期待のようだ。
2日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=142円台後半で推移している。午前中はジリ高で推移、143円35銭近辺まで上昇した。米労働需給が依然としてひっ迫しているとの見方からドル買い・円売りが優勢となった。ただ前日の米国時間に付けた直近のドル高値に近づいたところで上昇が一服。新規のドル買い材料が乏しい中で後場の日経平均株価が下げ幅を拡大した他アジア株も軒並み下落したこともあって次第にリスクオフの円買いが強まりドル・円は上値が重くなった。
週中の個別は日経平均が大きく下げた割にトヨタが2%台と大きく上げている。第二四半期の利益が1兆円を超えたことが買いの理由だろうか。コマツも小幅に上げている。逆にパナソニックが2%台、三菱重工が1%台、ホンダと三菱UFJが小幅に下げている。今回の下げは投資家の仕掛けと言うが、株もなんだか良く分からんなあ、・・(◎_◎;)。
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