28日の日経平均株価は、午前2時ごろ日銀が今日まで開く金融政策決定会合でYCC(イールドカーブ・コントロール、長短金利操作)の柔軟化を議論すると伝わり円高が進行するとともにナイト・セッション(夜間立会取引)で日経平均先物が急落、27日の米国株安も重しとなり日経平均は下げ幅を拡大、一時3万2342円18銭(前日比548円98銭安)まで下落、その後下げ渋ったが、戻りは限定、日銀会合の結果を見極めたいとして手控え気分が強まり上値が重く主力株中心に広範囲に売られ、昼休みの時間帯に日銀は金融政策決定会合でYCC(イールドカーブ・コントロール、長短金利操作)の運用を柔軟化すると決定、直後は円伸び悩みもあって買い戻しを誘い、日経平均は急速に下げ渋り、後場早々に3万2846円97銭(前日比44円19銭安)まで引き戻す場面があったが、再び円高に傾くとともに先物主導で下げ幅を拡大、一時3万2037円55銭(前日比853円61銭安)まで下押ししたが、一巡後は改めて大きく切り返すも3万2800円台に戻した後は上値が重く、東証業種別株価指数(全33業種)では電気・ガス、食料品、鉄鋼など19業種が値下がり、銀行、保険、ゴム製品など14業種が値上がり、東証プライム銘柄の55.4%が下落して前日比131円93銭安の3万2759円23銭と反落。東証プライムの出来高は24億5633万株、売買代金は5兆7000億円と大きく膨らんだ。騰落銘柄数は値上がり757銘柄、値下がり1018銘柄、変わらず58銘柄。
28日の東京外国為替市場で、ドル・円は1ドル=139円台前半で推移している。日銀が金融政策決定会合で、長短金利を操作するイールドカーブコントロール(YCC)政策の運用柔軟化を決定。日本の債券売りが強まって長期金利が急上昇し、ドル売り・円買いが加速した。午後1時すぎには138円ちょうど近辺まで下落したが、その後は下げ渋った。
週末の個別は、三菱UFJが5%台と大きく上げた他は下落、パナソニックが2%台、トヨタ、ホンダ、三菱重工、コマツは小幅に下げた。日銀も遅まきながら為替の柔軟な調整に乗り出したようだが、長期金利が0.5%からその上ちょっとでは特に大きな影響もないだろう。ただそうしたちょっとした変動で株価が大きく動くなど影響は大きいようだ。また為替も3円ほど円高になってるなど影響は大きいようだ。まあ日銀のもしっかりやってもらわないと困るでねえ、・・(◎_◎;)。
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