23日の日経平均株価は、22日の米ハイテク株高や円安・ドル高を支えに日経平均は前場の早い段階で3万3533円47銭(前日比268円59銭高)まで上昇する場面があったが、一巡後は下げに転じ、先物主導で下げ幅を拡大、後場前半には3万2575円56銭(同689円32銭安)まで下落、月末にかけて年金のリバランス(資産の再配分)売りが警戒されて先回り的な先物売りが観測され、その後は大引けにかけて下げ渋ったが、戻りは限定され、東証業種別株価指数(全33業種)では卸売、非鉄金属、輸送用機器、機械など31業種が値下がり、電気・ガス、食料品の2業種が値上がり、東証プライム銘柄の79.4%が下落して前日比483円34銭安の3万2781円54銭と大幅続落。3万3000円割れは12日(終値3万2434円00銭)以来ほぼ2週間ぶり。東証プライムの出来高は15億8845万株、売買代金は4兆4312億円。騰落銘柄数は値上がり325銘柄、値下がり1456銘柄、変わらず52銘柄。市場は、これまでの上げ幅を考えると当然の調整と言えよう。ただ年金のリバランス売りの影響が警戒される一方で海外の金利上昇による景気腰折れリスクもあり来週は今後の方向性を探る上で注目される週になりそうだと高値続きの株価の先行きが見えるかもしれない。


23日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=143円台前半で推移している。序盤は日経平均株価の軟調推移を受けリスクオフのドル売り・円買いが先行。一時142円80銭近辺まで下落した。日本の当局による為替介入への警戒感も高まっていた。ただ日米金融政策の方向性の違いを意識したドル買い・円売りが根強くドル売り一巡後は下げ幅を縮小。対円以外でのドル買いもドル・円を押し上げたとの見方もあって上げ基調を強めた。

 

週末の個別はすべて下落、三菱重工が3%台、コマツが2%台、トヨタ、ホンダ、三菱UFJ、パナソニックが1%台と最近には珍しいほど大きく下げている。まあ相場も勢いなんで仕方がないだろう。ただ日銀は未だに効果の出ない超低金利を継続するなどと言っているが、円安はプラスマイナス両面があるが、あまりの円安はマイナスが大きい。この辺はうまく調整すべきだろうけど能がないのだろうか、・・(◎_◎;)。

 

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