9日の日経平均株価は、始まりから広範囲に買いが先行、米金融引き締め長期化への警戒感が後退して8日の米株が上昇、昨日日経平均が大幅続落した反動もあって先物主導で上げ幅を拡大、前場の早い段階で一旦3万2200円台に乗せ、利益確定売りに伸び悩む場面もあったが、先物買いを交えて盛り返して大引け近くには3万2304円04銭(前日比662円77銭高)まで上伸、SQ(特別清算指数)算出を無難に通過し、買い戻しを誘ったとの見方もあり、東証業種別株価指数(全33業種)では卸売、電気・ガス、医薬品など29業種が値上がり、海運、空運など4業種が値下がり、東証プライム銘柄の82.9%が上昇して前日比623円90銭高の3万2265円17銭と3日ぶりに大幅反発。日経平均先物・オプション6月限のメジャーSQ(特別清算指数)値3万2018円38銭を上回った。東証プライムの出来高は15億2746万株、売買代金は4兆3608億円。騰落銘柄数は値上がり1522銘柄、値下がり266銘柄、変わらず46銘柄。市場は、海外投資家は前週、アクティブに動いていたが、今週は抑え気味だ。ただ増配や自社株買いが増えて日本株は見直されている。当社では本格的な買いは入っていないが、下げたら買いたい、あるいは出遅れ感のある銘柄を拾いたいとの声を聞くと日本株に買いが入っていると見るようだ。
9日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=139円台前半で推移している。日経平均株価の上昇を背景にリスクオンのドル買い・円売りが優勢となった。今日は実質、事業会社の決済が集中する「5・10日」で国内輸入企業による実需のドル買い・円売りも支えになったが、追加の手掛かり材料が乏しく買い一巡後はこう着感を強めた。
週末の個別は日経平均と比較するとささやかではある。ホンダが2%台、トヨタとコマツが1%台、三菱UFJとパナソニックが小幅、三菱重工は小幅に下げたが、これは利益確定が入ったのだろう。日本株の見直しが入っていると言うが、好調企業もあるだろうから買いが入って当然だろう。もう少し日本経済そのものが活性化してくれるといいのだが、・・(◎_◎;)。
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