5日の日経平均株価は、米国債の債務不履行(デフォルト)回避や米5月雇用統計結果を背景に前週末の米株が大幅に上昇したことで買い一色の全面高、円安・ドル高も支えとなり日経平均は大引けにかけて上げ幅拡大の流れとなり、海外投資家の継続買いも呼び込み、東証業種別株価指数(全33業種)では機械、海運、繊維製品、鉱業など32業種が値上がり、電気・ガスの1業種が値下がり、東証プライム銘柄の88.6%が上昇して前週末比693円21銭高の3万2217円43銭と大幅に3営業日続伸し、高値で引けた。終値での3万2000円回復は90年7月20日以来、約33年ぶり。東証プライムの出来高は14億7600万株、売買代金は3兆8712億円。騰落銘柄数は値上がり1625銘柄、値下がり164銘柄、変わらず45銘柄。市場は、海外投資家の買いはもとよりカラ売りの買い戻しやコール・オプション(買う権利)売り手による225先物のヘッジ買いなど好需給が相場を後押ししている。先高観は強いとは言えやはり高値警戒感は消えていないとあまりの高値に警戒もあるようだ。
5日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=140円台前半で推移している。前週末の米5月雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を大きく上回りほかの米雇用指標を併せて労働需給が緩和していないとの見方から利上げ継続観測が浮上。ドル買い・円売りが優勢となった。日経平均株価の大幅高も支え。140円台前半では当局による口先介入も警戒されて上値が重くなったが、140円ちょうど近辺では底堅く推移した。
日経平均の高値に個別も高騰、コマツとパナソニックが5%台、ホンダ、三菱重工が3%台、仲間外れはトヨタと三菱UFJで小幅だった。米株が上げて円安となれば買いの条件は揃っているが、それにしてもの高値に警戒もあるようだ。この先どうなるかなかなか難しいところだが、国内に材料がないとどこかで売られるだろうが、海外資金が流入している限りは上げるかもしれない、・・(◎_◎;)。
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