自動化して欲しい機能をピックアップ
クルマに関する事柄には、まだまだアナログな面が多い。例えばラジオなんかは、エリアが変わるといつの間にか聞けなくなっているパターンがある。勝手にスキャンして聴こえるようにしてくれればいいのに、なかなかそうはいかないのがもどかしいポイントだったりする。昭和の時代には考えられなかったことが、どんどん自動化されている現代。クルマやカーライフにまつわるものでも、多くのものが自動化されました。たとえばETCが初めて試験運用されたのは1997年のことでした。全国に広がったのはそれから6年後の2003年でしたが、高速道路の利用が飛躍的にスムースになりましたよね。クルマそのものでも、キーやライト、パワーウインドウなどいろんなところがスイッチひとつ、もしくはスイッチさえいらず近づくだけで作動するようになっています。ただ、それならどうしてコレは自動化されないの? と疑問に思うところもチラホラ。今回はそんな、すぐにでも自動化して欲しい機能をピックアップしたいと思います。
1つ目は、雨の日や雪の日に欠かせないワイパーです。オートワイパーという機能はすでにあるのですが、そうではなくて、ワイパーを左右に動かしてガラスを拭く、という機能をそろそろどうにかできないのですか? と毎回思ってしまいます。風圧で雨粒を飛ばすとか、視界を邪魔しない空気のベールをかぶせてしまうとか、もう21世紀に入ってだいぶ過ぎてますから、先進技術を結集すればどうにかできるような気がするのですが……。もしそれが実現したらもう、ワイパーという名前も死語になりそうですね。今現在、すごく進化していると感じるワイパーは、2022年にヴァレオジャパンが世界初披露した「アクアブレードナノジェット」です。従来のワイパーに比べてフロントガラスを拭く際に使用するウォッシャー液を60%も削減しつつ、素早く正確なクリーニングによってドライバーのブレーキングへの反応時間を0.315秒短縮できるというものです。距離にして、50km/h走行時に約4mも制動距離が短縮できるそうで、ブレードにはヒーター機能が備わっており、寒冷地での使用も快適になるというのがいいですね。
2つ目は、安全運転をする上で必須の適正なタイヤ空気圧なんですが、それを保つための空気の充填。これもなんとか自動化できないものでしょうか。毎回、ガソリンスタンドで給油をした際に、無料でやってもらうのが一般的ではあるのですが、最近のクルマは燃費がいいのでなかなか給油をしに行かない人も多いし、セルフのスタンドも増えているので、自分ではやり方がわからずに放置してしまうということもありますよね。近年、タイヤ空気圧センサーが搭載されているクルマは増えているので、そこをもう少し進化させて、車内のどこかに小さな空気タンクみたいなものを搭載しておいて、抜けた分が自動的に充填される……なんてシステムができないものでしょうか。
シートポジションも自動で調整してほしい!
3つ目は、ドライブに行きたいけど停める時のことを考えると憂鬱になるという人も多い、駐車&出庫&精算です。高級なホテルなどではバレーパーキングがあって、エントランスでクルマを降りたらあとはスタッフが全部やってくれる、ということができるようになっていますが、ショッピングモールやスーパーでもそれが自動でできたらどんなにラクでしょうか。以前、日産が「電気自動車がある未来の暮らし」を東京モーターショーのブースでパフォーマンスしていましたが、そこではスマホでクルマを呼び出すと、無人のままクルマが自動で車庫から出てきて、エントランスに迎えにきてくれるというシーンがありました。帰りも、人が降りたらクルマが自動で車庫に戻っていくというのが驚きだったのですが、これが実用化されるのは何年後でしょうか。すでに、レーダーセンサーやライダー、カメラの進化によって、建物や道路だけでなくマンションのエントランスなどの私有地の形状もクルマが把握できるような技術は登場しています。これがあれば、無人で指定された場所までクルマが動いてくることも可能なので、あとはコストやインフラ、法整備の問題をクリアするところが大変そうですね。
4つ目は、ちょっと細かいところなのですが、ドライブのお供がラジオ派の人ならわかる、長距離ドライブをしているときの電波エリア問題。たとえば常磐道を走っていたとすると、東京から北関東に抜けるあたりで、だんだん聞こえにくくなってきて、途切れてしまうんですよね。そこで、現在地で聴けるラジオ局をサーチしてもらうわけですが、高速で走っていることもあるのか、はたまた何かに遮られてしまうのか、なかなかヒットしないことが多くて困ることがあります。クルマの走行に合わせて、自動で最適なエリアにつないでくれる機能があると便利。とはいえ、最近はradikoなどのアプリで聴く人も多いので、それほど需要はないかもしれませんが。
5つ目は、人それぞれちょっとずつ適正な位置が変わってしまう、シートポジションの調整です。ドライバーモニタリングシステムが搭載されているクルマだと、顔認識や登録番号によって、あらかじめ登録しておいたシート位置に合わせてくれる機能はありますが、これって夏も冬も同じ位置にされちゃいますよね。薄いTシャツ1枚の時と、重ね着をして分厚いセーターを着ている時では、微妙に具合の良いシート位置も変わるわけです。それを、センサーなどで感知して自動で最適なポジションに合わせてくれるシートが登場しないものでしょうか。これなら、登録した人以外が運転する時にもちゃんとしたポジションになるし、安全運転の基本としてとても重要なことなので、ぜひ開発して欲しいです。ということで、大きなものから小さなものまで、いち早く自動化して欲しい機能を考えてみました。(まるも亜希子)
苦手な駐車に適正空気圧への調整! いまの技術ならできるはずの「1日でも早く自動化してほしい」クルマの機能5つ(WEB CARTOP) - Yahoo!ニュース
ワイパーだが、コストと確実性で現在のワイパーを上回る性能のものは未だに作られていないそうだ。新幹線やジェット機にも装備されている。圧搾空気で吹き飛ばしたりするものもあるが、構造が複雑になってコストもかかってしまうらしい。現在のワイパーに変わるものを発明して特許を取れば気が遠くなるような莫大な財産を築けるそうだ。
タイヤの空気圧も自動で調整するものはある。軍用車両や装甲車などには装備されている。これもコンプレッサーと圧搾空気タンクを装備して自動でタイヤの空気圧を調整するものだが、やはりコストとシステムの複雑化や重量などがネックなんだろう。そうした装置をつけるよりも空気の抜けにくいタイヤを考えた方が簡単かもしれない。それよりも自分で空気入れを買って調整すればいい。大した手間じゃない。コンプレッサーのついたやつなら勝手に入れてくれる。
駐車場の入庫、出庫、清算なんてどうということもないだろう。料金の精算はETC2.0でできるようになるとか言っていたが、そんなに手間だろうか。そんなことが面倒なら車なんか使わないで公共交通機関を利用すればいいと思うが、どんなものだろう。車が玄関まで迎えに来てくれるなんて言うのもデモンストレーションとしてはなかなかいいかも。以前バイクが人間の後をついてくると言うのもあったな。
車のラジオの選局の自動化ってラジオの選局がそんなに面倒かな。ボタンを押せば勝手に選局してくれるだろう。おっと今はタッチパネルにタッチするだけか。最近ラジオなんか聞かないので操作したこともない。86GRにもテレビとラジオくらいついているけどねえ。
シートポジションはメモリー式の車があっただろう。何人分かメモリーしてくれて乗るとポジションを合わせてくれるのが、・・。最もレクサスなどの高級車だったと思うけど、・・。それにしても着ているものまで認識してシートポジションを合わせてくれなんてこの評論家さん相当に面倒くさがりでズボラなんだろうか。シートポジションなんか自分で細かく調整して合わせるものだろう。
この評論家さんが言うようなことは別にどうということもないようなことばかりで仮にこんなことを自動化して金をかけるよりももっと金をかけて欲しいところがあるだろう。まあ全部却下だな、・・(◎_◎;)。
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