19日の日経平均株価は、18日の米株高や円安・ドル高を支えに買いが先行、日経平均は前場早々に3万924円57銭(前日比350円64銭高)まで上伸したが、連日の上昇で利益確定売りが出やすく先物にまとまった売り物が出たことで一旦上げ幅を縮小、その後持ち直して後場寄り付き直後に向けて高値圏で推移したが、週末要因から持ち高調整売りも出て大引けにかけて上値の重い動き、東証業種別株価指数(全33業種)では精密、サービス、機械など15業種が値上がり、銀行、パルプ・紙、陸運など18業種が値下がり、東証プライム銘柄の51.5%が下落、前日比234円42銭高の3万808円35銭と大幅に7営業日続伸。21年9月14日に付けたバブル崩壊後の最高値(終値3万670円10銭)を更新し、1990年8月1日(同3万837円99銭)以来約33年ぶりの高値水準に浮上した。東証プライムの出来高は12億7383万株、売買代金は3兆4097億円。騰落銘柄数は値上がり812銘柄、値下がり945銘柄、変わらず78銘柄。市場は、弊社ベースでは短期資金の後を追って昨日から長期資金が入り始めた。持たざるリスクを意識しているようだ。もっとも上げ過ぎ感から相場の持続性に懐疑的な見方もあると先行きやや警戒のようだ。


19日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=138円台前半で推移している。朝方に時間外における米長期金利の低下などを背景にドル売り・円買いが先行。国内輸出企業による実需のドル売りも観測されドル・円は軟化した。一巡後に下げ幅を縮小する場面があったが、手掛かり材料に乏しく週末ということもあり午後はポジション調整の動きに押されて上値の重い展開となった。

 

週末の個別は、三菱UFJだけが2%近く値を下げている。逆にパナソニックは2%台後半の上げ、コマツが1%台、トヨタ、ホンダ、三菱重工は小幅だった。日経平均が無暗に上げているが、これも勢いだろう。ただ投資家は売り時を探っているだろうから何かきっかけがあれば大きく下げるだろう。これと言った材料もないのにこうして大きく上げ続けるのは何となく投機的な匂いがしないでもない、・・(◎_◎;)。

 

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