16日の日経平均株価は、15日の米株高を受けて買いが先行、特にSOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)の大幅高を反映して半導体関連株中心に値を上げ日経平均は後場入り後に2万9916円56銭(前日比290円22銭高)まで上昇、一巡後は利益確定売りに伸び悩むも下値は限定、東証業種別株価指数(全33業種)では電気・ガス、医薬品、電機など25業種が値上がり、海運、保険など8業種が値下がり、前日比216円65銭高の2万9842円99銭と大幅に4営業日続伸、3営業日連続で年初来高値を更新した。TOPIX(東証株価指数)は同12.33ポイント高の2127.18ポイントと21年9月14日の終値2118.87ポイントを超え、1990年8月以来約33年ぶりの高値水準に浮上した。東証プライムの出来高は16億419万株、売買代金は3兆5529億円。騰落銘柄数は値上がり995銘柄、値下がり767銘柄、変わらず72銘柄。市場は、外国人買いが主体で現物株にウエートを置いているなら良いが、先物に偏れば逃げ足も速いと見られる。先高観が強く日経平均3万円タッチの可能性はあるが、心情的にはここから上は買いたくない向きが少なくないのではないかと高値に警戒のようだ。

16日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=135円台後半で推移している。手掛かり材料が乏しく狭いレンジでもみ合った。時間外で米長期金利の上値がやや重くドル・円の上値を抑えたが、日経平均株価の上昇などを支えに下値は限られた。米国でバイデン米大統領と野党・共和党のマッカーシー米下院議長らが米債務上限問題での協議を予定していてこれを見極めたいとの見方が強かった。

 

高値の株価の中でトヨタだけが小幅に値を下げている。減益が響いているんだろうか。その他は三菱UFJが2%台、ホンダ、コマツ、パナソニックが1%台、三菱重工が小幅に値を上げている。株は相場だから材料がなくても勢いで買いが進むこともあるが、仮に3万円台をつけてもその辺が限界だろう。やはり何か具体的な理由がないと勢いだけで買い進むのは株価の暴落を招く恐れがある、・・(◎_◎;)。

 

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