インターネットの動画投稿サイトで芸能人らを脅迫したなどとして、警視庁が暴力行為法違反(常習的脅迫)などの疑いで逮捕状を取った元参院議員のガーシー(本名・東谷義和)容疑者(51)が国際手配されたことが14日、捜査関係者への取材で分かった。13日付。元議員はアラブ首長国連邦(UAE)に滞在中とみられ、警察当局が国際刑事警察機構(ICPO=インターポール)に国際手配を要請していた。元議員はUAEの日本総領事館に旅券の紛失届を提出し、旅券は12日付で失効している。日本とUAEとの間では犯罪人引き渡し条約が結ばれておらず、今回の手配は引き渡しを前提として身柄の拘束を求めるものではなく、現地の捜査当局に所在などに関する情報を求める内容という。移送が実現するかどうかは不透明だ。

海外逃亡犯などを摘発するため、ICPOには195の国と地域が加盟。各国の警察当局は国外に逃亡した被疑者、行方不明者の捜索、身元不明遺体の身元確認などを連携して行う。国際手配書は、身柄の拘束を求める国際逮捕手配書(赤手配書)など色分けされ、今回のガーシー容疑者は情報提供を求める「青手配書」とみられる。これまで、日本人が国際手配された事件には、よど号ハイジャック事件(1970年)、あさま山荘事件(72年)、ダッカ日航機ハイジャック事件(77年)などがある。

逮捕状の容疑は昨年2~8月、動画投稿サイト「ユーチューブ」で芸能人ら3人を脅したほか、うち1人の事業活動を妨害し、撤退するよう強要した疑い。警視庁は昨年12月以降、任意の事情聴取を繰り返し要請したほか、動画投稿で得た収益を管理する会社の代表宅や兵庫県伊丹市にある実家を家宅捜索。元議員は泣きながら、家宅捜索をしないよう懇願していたが、警視庁は使用するSNSのアカウントを凍結するよう運営会社に求めている。元議員は昨年7月の参院選比例代表で旧NHK党から初当選。一度も登院せず、今年3月の参院本会議で除名され、議員資格を失った。(報知新聞社)

 

ガーシー容疑者が国際手配…UAE当局に情報提供を求める「青手配書」か(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース

 

警察は行き当たりばったりで逮捕状を請求して捜査をしているわけではない。事前に問題点を抽出して可能かどうか関係部門と協議の上ですべて確認してから捜査を行っている。大昔の警察であれば身柄を取って取り調べで勝負なんてこともあったが、今では場末の警察署の事件でも逮捕状請求に関しては警察本部に伺って何重にもチェックして確実を期している。UAEの捜査協力云々言うが、そんなものは事前に調整済みだろう。相手が協力しないと言っているのにこの手の捜査をやることはあり得ない。また何度も言っているが、今回のケースで「逃亡犯罪人引渡条約」は関係ない。別にUAE国籍の人間の引き渡しを求めるわけではないのだから。逃亡犯罪人引渡条約は罪を犯した自国民を相互に相手の国の官憲に引き渡しますという条約である。ガーシーの場合はただ単に外国人不法残留者を退去強制してもらうだけの話ではある。退去強制の日時が決定したらそれに合わせて身柄を受け取りますよと言うだけのことである。見ていれば分かるように警視庁はICPO手配して共犯を逮捕してと言うように順次手順を踏んでやっている。捜査の進行がゆっくりなのは相手が元国会議員で職業的犯罪者ではないからだろう。UAEの在留資格は旅券が失効しても有効とか言うが、在留資格というものは正規の旅券所持者に発給されるものでこれは世界共通ではある。UAEも先進国を標榜する国家だからその点は同様だろう。第一他国からの要請を無視して犯罪者を放置しておいたら逃亡犯罪者が全員集合して国の中が犯罪者ばかりになってしまうし、国際的信用も落ちてしまう。それはUAEにとって由々しき重大事だろう。ガーシーを匿ってUAEにとって大きな利益があるなら話は別だが、そんなことはあり得ないだろう。まあ退去強制~逮捕は時間の問題だと思う、・・(◎_◎;)。

 

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