10日の日経平均株価は、前週末7日の米国市場は聖金曜日(グッドフライデー)の祝日で休場だったが、同日に発表された米3月雇用統計で景気減速への懸念が後退、円安・ドル高も支えとなり買いが先行、日経平均は前場の早い段階で2万7737円49銭(前週末比219円18銭高)まで上昇したが、一巡後は戻り売りに押され前場後半に向けて伸び悩み、後場は持ち直す場面もあったが、新規の手掛かり材料に乏しく海外投資家の参加が少ない中、前週末に引き続き商いは低調、大引けにかけてもみ合い、東証業種別株価指数(全33業種)では海運、その他製品、鉱業など30業種が値上がり、パルプ・紙、倉庫運輸関連、ガラス土石の3業種が値下がり、東証プライム銘柄の72.5%が上昇して前週末比115円35銭高の2万7633円66銭と続伸。東証プライムの出来高は8億2018万株、売買代金は1兆9114億円。騰落銘柄数は値上がり1332銘柄、値下がり415銘柄、変わらず88銘柄。市場は、米雇用統計は無事通過したが、今週は米3月CPI(消費者物価指数)など重要経済指標を控える。国内で2月期決算が出てくることもあり材料を一つ一つ消化していく流れになると先行きを見極めたいようだ。


10日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=132円台後半で推移している。米3月雇用統計を受けて米景気に対する過度の懸念が後退、リスクオンのドル買い・円売りが先行。日経平均株価の上昇もドル・円の支えになった。日銀新総裁の植田和男氏による就任記者会見を見極めたいとのムードも広がりその後はほぼ横ばいで推移したが、午後1時に132円80銭近辺まで上昇するなど強含む場面も見られた。

 

週明けの個別はパナソニックが小幅に下げた以外はトヨタ、ホンダ、三菱重工、三菱UFJ、コマツともに小幅に上げて引けた。しかし国内に材料がないのは変わらず常に米国頼みの株式市場でどこの国の市場なのか分からないようだ、・・(◎_◎;)。

 

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