29日の日経平均株価は、今日は3月期末の権利付き最終日で配当や株主優待狙いの買いを支えに始まりから強含んで始まり、28日の米株安が重しとなり下げに転じる場面もあったが、すかさず切り返し、円安・ドル高歩調も後押しして前場後半には2万7700円近くまで値を上げたが、その後一旦伸び悩むも午後は先物に買いが入るなど全面高商状となり大引け間際には2万7897円72銭(前日比379円47銭高)まで上伸、配当再投資に絡んだ先物買いが観測され指数上昇につながり、東証業種別株価指数(全33業種)では鉱業、ゴム製品、輸送用機器など32業種が値上がり、海運の1業種が値下がり、東証プライム銘柄では全体の94.5%が上昇して前日比365円53銭高の2万7883円78銭と大幅に3日続伸。東証プライムの出来高は13億6674万株、売買代金は3兆3011億円。騰落銘柄数は値上がり1734銘柄、値下がり78銘柄、変わらず23銘柄。市場は、後場からの上げ方を見ると配当再投資を意識した買い需要が発生したのだろう。明日も同様の動きが続くかもしれないが、上値では戻り売りが警戒されるだろうとそろそろ高値限界と見るようだ。
29日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=131円台後半で推移している。米欧の金融システム不安が後退する中、日経平均株価の上昇を支援材料にリスクオンのドル買い・円売りが優勢となった。国内輸入企業による実需のドル買いも観測された。時間外で米長期金利の上昇が一服したことからドル・円も上値が重くなる場面があったが、日経平均の堅調推移を受け午後も底堅く推移した。
週中の個別は、日経平均の3連騰で好調、トヨタ、ホンダが2%台、パナソニックが概ね2%、三菱重工、三菱UFJ、コマツが小幅に上げている。好調なのは欧米金融不安が後退したことと配当狙いの買いで材料があっての話でもないようだ。まあそれもいつものことなので仕方がないだろう、・・(◎_◎;)。
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