「給油中はエンジンを停止してください」と書かれているのに、セルフスタンドでエンジンを停止しないまま、給油している人をみかけることがある。給油中にエンジンを停止することは、消防法で決められている国民の義務だ。このほか、(あまり知られていないが)決められた駐車スペースからはみ出した状態で給油することも、法令違反となる。コンプライアンスに対する意識が高くなっている昨今ではあるが、クルマに関しては、守られていない法令はまだまだ多い。よく見かける違反行為をいくつかご紹介しよう。
文:吉川賢一
アイキャッチ画像:Adobe Stock_thodonal
写真:Adobe Stock、写真AC

睡眠不足や過労、薬を服用した状態で運転してはならない。先日、東京都内において、救急車が横転する事故が起きた。運転していた救急隊員は、なんと17時間連続で勤務していたということで、「眠気に襲われた」と説明しているという。救急隊員の勤務状況やその他については本稿で論ずるところではないが、このように、睡眠が明らかに不足していたり、ひどく疲れた状況で運転をすることは、道路交通法に違反する行為。道路交通法第66条第1項では、「何人も、(略)、過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない。」と規定されている。たとえば、風邪薬には、症状を緩和するために眠気を誘う成分が含まれていることが多いが、これらを服用して運転することは違反。眠気を誘うほか、副作用によって突然めまいやふらつきなどの症状があらわれる場合もあるからだ。普段クルマを運転する人は、薬を服用する場合、薬の効果がどのくらい持続するのかを確認し、クルマを運転する必要のある時間にかかることがないように服用することが必要。過労や睡眠不足などに関しては基準が難しいところではあるが、少しでも安全で丁寧な運転をする自信がなかったら、クルマを運転するのを控えるようにしてほしい。
過労状態や薬を服用しての運転は道路交通法違反(Adobe Stock_thodonal)

追い越しをしようとするクルマがいるときに、速度を上げてはいけない
高速道路の走行車線を走行中、後続車が右側の追い越し車線へ出て、追い越しをしかけた時、「あれ、遅かったかな」と思って速度を上げた、という経験はないだろうか。実はこれ、「追い付かれた車両の義務違反」という立派な違反行為だ。道路交通法第27条第1項において、「車両(略)は、(略)追いついた車両が当該車両の追越しを終わるまで速度を増してはならない。(略)」と規定されている。これは自車がスピードを上げると、追い越しがいつまでたっても終えらないためだ。このほか、同27条では、自車が法定速度未満で走っている場合、後続車に道を譲らなければならない、ということも定められている。「制限速度さえ守っていれば大丈夫」ではないのだ。自車が追い越されようとしているとき、追い越しが終わるまでは速度を上げてはならない(PHOTO:Adobe Stock_satoshi.o)

サンダル履きでの運転は「安全運転義務違反」となる可能性が
まだまだ寒いながらも、少しずつ春の雰囲気が感じられるようになってきた昨今。暖かくなると、開放的になり、サンダル履きで出かける人も多いが、サンダル履きでの運転は、道路交通法では明確な規定はないが、「運転操作に支障をきたす状態である」だと判断されると、道路交通法第70条(安全運転の義務)違反となるほか、都道府県によっては、道路交通法施行細則によって明確に規制されている場合もある。かかとが固定されていないサンダルは、不安定で脱げやすく、引っかかってしまったり、履物がずれることで操作が一瞬遅れてしまうなど、ペダル操作に支障をきたす可能性がある。最悪の場合、脱げてしまった履物がブレーキペダルの裏側に挟まってしまって、ブレーキが正常に作動させられない、という事態に陥る可能性も。ちょっとそこまでだから…という気の緩みは、思わぬ事故につながる恐れがある。クルマを運転する際はせめて踵が固定された履物を選ぶようにしてほしい。かかとが固定されていないサンダル履きでの運転は、安全運転義務違反となる可能性があるほか、都道府県によっては、明確に違反とされる場合も(PHOTO:Adobe Stock_ adhes)
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このほか、交差点で右折する際、対向左折車よりも先に右折してはならないのはもちろん、(右折した先が片側2車線で)「自分は右側車線に入るので邪魔にならない」と、対向左折車が左折するタイミングで右折していくのも、交差点優先車妨害となる。ほかにも、バスの停留所で、発進しようと右ウインカーを出しているバスを追い越しするなどで進路を妨害することも、乗合自動車発進妨害となり違反だ。

クルマの運転で守らなければならないのは、信号や最高速度、一時停止などだけではない。忘れていることが多いなと感じたら、ネットなどを活用しておさらいするようにしてほしい。


給油中にエンジンを止めるのは義務です!! 教習所に戻って勉強しなおしてほしい…よく見かける違反たち(ベストカーWeb) | 自動車情報サイト【新車・中古車】 - carview! (yahoo.co.jp)

 

ガソリンは気化温度が非常に低くマイナス40度でも気化する。給油口からもモクモクと気化したガソリンが湧き上がってくるのでそんな時に静電気の火花でも散った日には大爆発が起きる。エンジンをかけているということは何かの拍子に火花が散ることもないとは言えない。電動ラジエターの火花で気化したガソリンに引火しないとも限らない。気化したガソリンの爆発で帝国海軍期待の大型重防御空母大鳳も大爆発を起こして沈没している。魚雷の2,3発食らっても大丈夫、飛行甲板も250キロ爆弾の直撃に耐えるようにできている大型重防御空母がガソリンの爆発で沈没している。米軍の空母も爆弾の命中で艦載機のガソリンに引火、爆発が続いて手が付けられずほとんど廃艦になるほどの被害を受けている。ガソリンは可燃物ではなくて爆発物である。

疲労や薬物の影響下での運転はいけないというが、17時間程度の勤務で居眠りをするのはちょっとどうかと思う。薬物は禁止薬物はもちろんのこと眠気を催すような薬もいけない。薬の影響は個人差もあるだろうが、その辺は自分でよく考えるべきだろう。

追い越しをされるときは加速してはいけないというが、たまにムカつくような追い越しをされるとバイクで加速してやることがあった。15秒かそこいらだが、モンスターバイクの加速は半端ではない。違反とは知っているが、ちょっとやってしまうことはあった。

サンダル履きの運転は何をか況やではある。あんな運転しにくそうなものを吐いて運転するなど以ての外、引っかかってしなったらどうするんだ、‥ということでこれはダメダメではある。

交差点で左折者に先行して右折するのも危ない。まあ距離が空いていればいいのだが、そうでないと進行妨害になる。2車線あったからと言って左折車がどっちの車線に入るか分からないのだからこれもいけない。先に行ってもいい場合は譲ってもらったときだけだろう。最後はバスなどの営業車だが、お仕事で走っているのだから妨害してはいけない。できれば進路を譲ってやるべきだろう、・・(^。^)y-.。o○。

 

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