最悪の時期は過ぎたが安定するのはまだ先になりそうだ
新型コロナウイルスにロシアのウクライナ侵攻も加わり、自動車メーカーでは、半導体を含めた各種のパーツやユニットの供給が滞っている。その結果、納期が大幅に遅延している。トヨタの販売店によると「新型プリウスの納期は、売れ筋になる2リッターのGやZの場合、1年以上を要する。ノアとヴォクシーのハイブリッド、クラウンクロスオーバーの2.4リッターターボハイブリッドなども、納期が1年以上に達する」という。
ホンダでは「シビックは、ターボやe:HEVの納期が約1年で、タイプRは2年を要する。ステップワゴンやZR-Vも、グレードによっては1年以上」としている。軽自動車は独自性の強いパーツやユニットが少ないこともあり、大半の納期は長くても6カ月程度に収まるが、小型/普通車の人気車には、1年に達する車種も珍しくない。
この納期遅延はいつまで続くのか。メーカーの商品企画担当者に尋ねると、以下のように返答された。「基本的には、コロナ禍による供給の遅れは、終息に向かっていると思う。半導体などの供給状況も以前に比べて好転しているが、依然として不安定な面も残る。供給が安定したと思うと、不意に途絶えたりする。最悪の時期は過ぎたが、安心できない」。
販売店では次のようにコメントした。「納期が仮に元に戻っても、現時点で大量の受注を抱えている。まずは受注した車両の納車を済まさねばならない。また受注を停止した車種に関しても、再開したら即座に注文を入れてくれと希望されているお客様がいる。つまり販売店では、購入を希望するお客様が、長い順番待ちをしている状態だ。従って半導体などの供給不足が解消され、納車が順調に行われるようになっても、しばらくは順番待ちをしているお客様の納車が続く。新規のお客様の納期が即座に短縮されたり、元に戻るわけではない」。
以上を考慮すると、半導体などの供給状況が改善されても、納期の遅延はしばらく続く。そこも見越して、商談はなるべく早めに開始したい。(渡辺陽一郎)
半導体不足も部品供給も改善の兆し! それでも「年単位」の新車の「納期遅延」が解消されないワケ(WEB CARTOP) - Yahoo!ニュース
先日、86GRの車検のことでディーラーに行ったが、GRヤリスの納期は概ね今年末とか言っていた。GRヤリスの販売台数は今年の1月が200台、何だか調整して生産しているような台数ではある。まあいろいろな車が目白押しで生産されているのだろうからある程度調整しているのだろう。ディーラーさんによると生産はある程度復活しているようだが、今度は工場からディーラーまで運ぶ運搬手段がないとかで出来上がった車が工場に滞留しているそうだ。陸運もドライバー不足だと言うし、なかなか難しい。そんなこんなでもランクルは4年待ち、新型プリウスの最上級モデルは2、3年待ちだと言う。GRカローラやGRヤリスGRMNなどの生産はどうなっているんだろう。クラウンクロスオーバーも納期は1年とか言う。新型コロナは改善されてきたが、半導体の生産は未だ不安定と言うし、メーカーもこれまでの大量のバックオーダーを解消するのに手間がかかるだろう。でもまあ車もオーダーしてから納車まで半年くらいが限界だろう。2年なんて言うと待っているうちにどうでもよくなってくる。メーカーも売れ筋の生産に必死なようだからGR系など特殊車両はわきに追いやられるのだろう。そうしたらディーラーさん、「ヤリスの次はどうしますか」ときた。「どんな車が出てくるか見て考える」と言うと「GRスープラどうですか」と言う。スープラは2025年でBMWとの契約が切れるので終わりになってしまうだろう。そうしたら「プレミアがつきますよ」と言う。スープラも悪くないのだが、あのスタイルがちょっと引っかかる。そしてMTがあるのはRZだけだが、価格が800万にもなってしまう。SZ-RはATしかないのでちょっとだし、これも600万を超える。次のGR86は1.6リッターターボにHVの組み合わせで出るとか言うので、あくまでも雑誌のうわさではあるが、まあ様子を見ながら検討ではある。でも車が来ないうちにその次ってどうなんだろうねえ。早く生産が正常に戻るといいのだが、今しばらくは混乱が続くだろう、・・(◎_◎;)。
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