22日の日経平均株価は、21日の米株が長期金利の上昇などを背景に大幅に下落したことから売りが先行、先物売りを交えて下げ幅を拡大、前場後半に2万7046円08銭(前日比427円02銭安)まで下落、売り一巡後は下げ渋ったが、戻りは鈍く後場は上値が重く新規の手掛かり材料に乏しい中、現地22日のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨の発表や明日の祝日(休場)を前にして様子見気分が広がり東証業種別株価指数(全33業種)では電機、繊維製品、電気・ガスなど31業種が値を下げ、海運、医薬品の2業種が値を上げ東証プライム銘柄では全体の75.8%が下落、前日比368円78銭安の2万7104円32銭と大幅続落。1月23日(終値2万6906円04銭)以来1カ月ぶりの安値水準となる。東証プライムの出来高は12億199万株、売買代金は2兆8131億円。騰落銘柄数は値上がり375銘柄、値下がり1393銘柄、変わらず69銘柄。市場は、米金利上昇リスクを織り込みこれまでの楽観的な見方が修正されつつある。日経平均はレンジ相場を下抜け調整が尾を引く可能性がある。一方2万7000円を死守し押し目買いへの期待もありこの先強弱感が対立することも想定されると売り買いが拮抗し相場が動きづらくなると見るようだ。
22日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=134円台後半で推移している。午前中は米長期金利の低下を受けたドル売り・円買いが優勢となり一時134円55銭近辺まで下落した。その後米長期金利が持ち直したことからドル買い・円売りに傾きドル・円は持ち直したが、今晩のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨や24日の日銀正副総裁候補による所信聴取を控えて積極性は乏しく135円手前でもみ合いとなった。
週中の個別は日経平均が大きく下げたこともあって全滅、トヨタ、ホンダ、コマツ、パナソニックは1%台、三菱重工はほぼ2%台の下落、三菱UFJは小幅に値を下げて引けている。国内に材料がないので結局は米国の動向に目が行くんだろうけど国内で材料が出ないようでは日本経済も先行き明るくはないかも知れない、・・(◎_◎;)。
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