三菱重工のスペースジェット開発中止、予想していたこととは言えやはり残念ではある。技術は継続が重要で継続して開発研究を続けていないと進歩しない。失敗するたびに「何億円が宇宙のチリ」とかマスコミに嫌味を言われながらも昭和30年から細々と研究を続けてきた宇宙ロケット工学は今では世界最先端まで進歩した。戦闘機や戦車開発も細々と継続してきたからそれなりの成功を得ている。民間旅客機はYS11以来50年の空白期間を経てスペースジェットの開発を行ったが、50年の空白期間はあまりに長すぎた。スペースジェットは素性のいい飛行機だと思う。しかし素性がいい飛行機が必ずしも良い旅客機とは限らない。スペースジェットは三菱重工が会社の屋台骨が傾くまで資金を注ぎ込んで開発を行ったが、50年の空白期間はあまりに長すぎた。今後日本が主導して民間旅客機を開発することはないだろう。すそ野の広い先端技術産業である航空機産業の未来が消えたのは返す返すも残念ではある。自衛隊のP1やC2の民間型をと言う話もあるが、軍用機と民間機では安全基準や構造なども全く違うので新規開発とさして変わらないだろう。航空宇宙分野では日本で最も先進的な技術を有している三菱重工ができないのだから他の会社では無理だろう。残念なことはもう少しお上が積極的に関与してもよかったのではないだろうかとも思うが、そうしたとしても結果は変わらなかったかもしれない、・・(>_<)。

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