16日の日経平均株価は、米利上げペースの減速観測と日銀の緩和修正思惑を背景に1ドル=127円台へと円高・ドル安が進み輸出関連株の重しとなり、始まりから売りが先行、日経平均は下げ幅を広げ前場の早い段階で2万5748円10銭(前週末比371円42銭安)まで下落、一旦下げ渋り一時2万5938円04銭(同181円48銭安)まで引き戻す場面もあったが、戻りは限定されその後は上値が重くなり、後場入り後は手控え気分が強く2万5800円近辺でもみ合い、中でも日経平均寄与度の大きいファーストリテ、東エレク、ソフバンGがマイナス寄与度上位に並んだ一方でエーザイ 、花王、味の素などディフェンシブ銘柄がプラス寄与度上位に浮上、また東証業種別株価指数(全33業種)では銀行、海運をはじめ27業種が下落、東証プライム銘柄では全体の7割超が値下がりし、前週末比297円20銭安の2万5822円32銭と大幅続落。終値での2万6000円割れは6日以来5営業日ぶり。東証プライムの出来高は11億4001万株、売買代金は2兆5564億円。騰落銘柄数は値上がり458銘柄、値下がり1322銘柄、変わらず58銘柄。
16日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=127円台半ばで推移している。足元で下げのピッチが速かったこともあり朝方はドルを買い戻す動きが優勢となって128円台を回復する場面もあったが、手掛かり材料難で上値は重くドル買い一巡後は軟化。昼前には127円台20銭近辺まで下落した。米国休場を前にした手じまいの動きもあって午後は下げ渋ったが、戻りは限られた。
週明けの個別は日経平均の大幅続落で三菱重工が3%台、三菱UFJが2%台、ホンダとコマツが1%台と大きく値を下げたが、トヨタとパナソニックの元F1コンビは小幅ながら値を上げている。国内に材料がなく米国の利上げ傾向と為替で相場が動いているのでこの先もあまり期待ができないだろう。まあお上や日銀が能無しなので仕方がないだろうけどなあ、・・(>_<)。
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