11日後場の日経平均株価は、警戒されていたFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演で金融政策への言及がなかったことから安心感が漂い米株が上昇、株式市場もこれにならって買いが先行、先物買いを交えて上げ幅を拡大、一時2万6479円99銭(前日比304円43銭高)まで上伸したが、一巡後は上値が重く後場の下値は限定され大引けにかけて高値圏でもみ合い新規の手掛かり材料に乏しい中、12日には22年12月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることもあり、様子見気分に傾いた。中でもファーストリテ、ファナック、東エレクなど日経平均寄与度の高い値がさ株がプラス寄与度上位に並び、東証業種別株価指数(全33業種)では精密、電機のハイテクセクターを始め、鉄鋼、石油石炭製品など29業種が上昇。東証プライム銘柄では全体の81%が値上がりした。前日比270円44銭高の2万6446円00銭と大幅に4営業日続伸。東証プライムの出来高は10億5887万株、売買代金は2兆5894億円。騰落銘柄数は値上がり1493銘柄、値下がり287銘柄、変わらず58銘柄。市場は、後場はあまり動きがなく取り敢えず22年12月の米CPI(消費者物価指数)待ちの格好だ。方向感が見えにくい中、まずは25日移動平均線(2万6914円)をクリアできるかがポイントになると今年も米国頼みの相場のようだ。

11日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=132円台前半で推移している。午前中のドル・円はジリ高で推移。国内輸入企業による実需のドル買い・円売りもあり昼前には132円60銭近辺まで上昇した。ただ午後からは伸び悩んだ。明日の米国で米12月CPI(消費者物価指数)の発表を控えることもあって次第に様子見ムードが広がる中時間外での米長期金利の低下が重しになった。

 

年明け2週目の週中の個別は、ホンダが小幅尾下げただけでその他は上げているが、上げ幅は小さい。三菱UFJ、コマツ、パナソニックが1%台、トヨタ、三菱重工が小幅な上げだった。まだまだ年度初めで先を見渡しながらの売り買いなので相場の動きも緩やかなようではある、・・(^_-)-☆。

 

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