4日大発会の日経平均株価は、3日の米株安や円高進行が重しとなり広範囲に売りが先行、先物売りを交えて下げ幅を拡大し、前場の早い段階で2万5661円89銭(前週末比432円61銭安)まで下押しするも、一巡後は下げ渋ったが、戻りは限定、大引けにかけて2万5700円近辺で停滞、前週末比377円64銭安の2万5716円86銭と大幅反落。22年9月30日(終値2万5937円21銭)以来約3カ月ぶりに2万6000円を割り込み、同年3月15日(同2万5346円48銭)以来ほぼ9カ月半ぶりの安値水準となる。東証プライム銘柄では全体の86.1%が下落した。一方、東証業種別株価指数(全33業種)では海運、鉱業など30業種が下落。半面、日銀の追加緩和修正への思惑もあって運用環境の好転が期待された銀行が上昇。保険や証券商品先物の一角も買われ金融セクターの上げが目立った。東証プライムの出来高は12億4487万株、売買代金は2兆7628億円。騰落銘柄数は値上がり213銘柄、値下がり1584銘柄、変わらず41銘柄。
4日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=130円台後半で推移している。東京市場が休場中に日銀が金融緩和を修正するとの観測がありドル売り・円買いが優勢となってドル・円は上値の重い展開となった。朝方は131円ちょうどを挟んでもみ合ったが、午前11時ごろには130円60銭近辺まで下落する場面があった。その後は下げ渋ったが、131円に接近するとドル売り・円買いが強まり戻りが鈍くなった。
大発会の個別は三菱UFJが4%台と大きく上げている。日銀の追加緩和期待で金融株が上げているそうだ。ホンダも小幅に上げた。一方で三菱重工は3%台と大きく下落、コマツ、パナソニックが1%台、トヨタは小幅に下げている。大発会はご祝儀相場で買いが入るのだが、最近はそんな悠長なことは言ってられないのだろう。以前は正月というと三賀日はほとんどの店舗が休業で出かけても寄るところがなかったが、その後は正月が長い休暇となってからは一日から多くの店舗が営業するようになった。最近は働き方改革なのかコスパの問題なのか1日、2日は休業で3日からなんて店舗が増えた。4日は初荷なんてのぼりを立てて走っているトラックが多かったが、最近は見かけない。初売りののぼりはあちこちで見るが、・・。正月も時代で様々変わるようだ。今年は前半はあまりよろしくないが、後半はインバウンド景気などで徐々に回復してくると言う。まあ4月には能無し日銀総裁が首になるだろうから徐々に良くなっていくだろう。大体サプライズなどを10年もやっていても効果なんかないに決まっている。もう少しバランス感覚のある人物がいいのだが、いるんだろうか。今日、ワイドショーを見ていたらあるコメンテーターが、「給料を上げろと言ってもそういう環境を作るのは政府の責任、・・」とか言っていたが、給料を上げるように努力し、そうした状況を作るのは企業の責任だろう。ただ政府はそういう企業の背中を押してやる必要があるだろう。極めて単純な物言いだが、給与上昇分の経費は非課税にするとか、各分野ごとに開発コンテストでもやって資金を援助するとか、そんな後押しがお上の仕事だろうと思う。何でもかんでも金をばらまくのがいい方法とは思えないのだがねえ、・・(>_<)。
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