21日の日経平均株価は、昨日20日に日銀が金融政策決定会合で大規模緩和を修正し、長期金利の許容変動幅の拡大を決定したことから売りが先行、円高進行を背景に輸出関連株中心に軟調、前場前半には2万6269円80銭(前日比298円23銭安)まで下落、売り一巡後は一旦上げに転じ、直近の急激な下げで自律反発狙いの買いが入りやすく時間外の米株価指数先物高も支えとなり一時2万6616円28銭(同48円25銭高)まで持ち直したが、買いは続かず再びマイナス圏に押し戻され午後は2万6400円を挟んでもみ合い、業種別では輸送用機器や不動産、電機などの下げが目立ち東証プライム銘柄の75.4%が下落、前日比180円31銭安の2万6387円72銭と5営業日続落。終値で心理的なフシ目となる2万6500円を割り込むのは10月13日(2万6237円42銭)以来。東証プライムの出来高は17億7960万株、売買代金は3兆7191億円。騰落銘柄数は値上がり400銘柄、値下がり1387銘柄、変わらず51銘柄。市場は、米株先物高をにらみ前場に一旦値を戻したが、買いは続かなかった。日銀の緩和修正への警戒感が尾を引き不安定さを残している。円高がさらに進むようだと日経平均は10月3日安値(2万5621円)が意識されてくると警戒のようだ。


21日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=132円台前半で推移している。朝方は131円台半ばで推移する場面もあったが、日経平均株価の下げ渋りを受けてドル・円も132円台まで持ち直した。ただクリスマス前で海外勢を中心に市場参加者が減少傾向で積極的な動きは見られず日本の長期金利の上昇などがドル・円の重しになり上値の限られた展開が続いた。

 

週中の個別は日銀の利上げで金融株である三菱UFJだけが4%近く上げている。それ以外はパナソニックが3%台、トヨタ、ホンダ、三菱重工が2%台、コマツが1%台と値を下げている。日銀はついに利上げを実施した。能無し総裁は利上げではないと言い張っているが、世間の批判に耐えられなくなったんだろう。円安も円高もメリット、デメリット双方あり、金融政策と言うのはその辺のバランスをうまくとりながら進めることだろうに自分の政策を何が何でも押し通そうとするバカさ加減には呆れた。大体マイナス金利なんて言うのは緊急避難的な措置で長く続けることではない。第一10年続けて効果のない政策など千年続けても効果は出ない。能無しもここに極まったと言うべきだろう。それにしてもお上もこの30年間に経済対策とか言っては何百兆円の金をつぎ込んだが、日本経済は回復基調には乗ってこない。一体その金はどこに行ってしまったんだろうか。不思議な国ではある。いずれにしても給料を増やしてやらないと消費が増えない。消費が増えなければGDPは膨らまない。企業も人件費を削って製品の値上げを押さえたりしないで適正価格で販売して利益を給与に還元してやればいい。そうすれば消費が増えて製品が売れて企業が儲かりまた給料が増える。そうした調整をしっかりやって行かないと経済は成長しない。いくら低金利と言っても借りた金は返さないといけない。返さなければいけない金など企業も借りたくはないだろう。少しはバランス感覚のいい金融政策をすべきだろうにお上も能無し日銀も何をやっているのか良く分からない。39兆円だかの経済対策と言ってもまたどこかに消えてしまうんだろう。先端技術開発コンペでもやって優秀企業にその技術の開発費でもくれてやったらどうか。そうして技術開発が進めばまた活気も出てくるだろう、・・(^_-)-☆。

 

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