16日の日経平均株価は、15日の欧米株の急落でリスク回避の売りが先行、欧州株はECB(欧州中央銀行)がタカ派的な方針を示して主要指数が軒並み下落、米株は米11月小売売上高が市場予想よりも弱く景気悪化への警戒感から大きく値を下げ、日経平均も先物売りを交えて下げ幅を拡大、後場終盤には2万7488円83銭(前日比562円87銭安)まで下押しし、市場では海外ヘッジファンドなど短期筋の売りが観測され、中でも指数寄与度の高いファストリテやソフバンGが安く東エレクなど値がさハイテク株中心に軟調に推移、東証プライム銘柄では全体の81.1%が下落、前日比524円58銭安の2万7527円12銭と大幅続落。東証プライムの出来高は13億8413万株、売買代金は3兆4268億円。騰落銘柄数は値上がり290銘柄、値下がり1493銘柄、変わらず56銘柄。市場は、海外株安を受けて短期筋が先物主導で売り圧力をかけたようだ。当社の売りフローに大きなものなく基本的にリバランス的な売買に止まっている。来週からは海外投資家がクリスマス休暇入りとなり市場も静かになってくるだろうと年末に向けて静かな相場を予想しているようだ。
16日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=137円台前半で推移している。日経平均株価が大きく下落する中、ドル・円は足元で急伸した反動もあり週末を前にしたポジション調整のドル売り・円買いが優勢となった。国内輸出企業によるドル売り・円買いも観測された。昼前に一時137円を割り込むとドルを買い戻す動きに傾いたが戻りは限定的で午後は137円台前半でもみ合った。
日経平均が大きく下げた割には個別はさほどでもない。三菱重工が2%台、トヨタ、ホンダ、コマツが1%台、三菱UFJとパナソニックが小幅に下げた。円安もちょっと一服、ニューヨーク原油も80ドルを切っているのにガソリン価格も下がらなければ物価高も収まらない。まあそう早急には収まらないだろうし、いろいろ他の理由もあるからなあ。政府はやることが鈍いし、日銀総裁は効果のない政策を延々と続けるだけ、プースケも負け戦をやめようとしない。世の中バカが多くて困ったものではある、・・(>_<)。
日本ブログ村へ(↓)