12日の日経平均株価は、前週末9日発表の米11月PPI(生産者物価指数)が市場予想を上回り利上げ長期化への警戒感から米国株式が下落したことから売りが先行、寄り付き直後に2万7734円66銭(前週末比166円35銭安)まで値を下げたが、売り一巡後は下げ渋り後場後半には2万7865円72銭(前週末比35円29銭安)まで引き戻すも買いは続かず終盤にかけてやや上値が重く、中でも主力株の一角は堅調だったが、値がさハイテク株などはさえず、前週末比58円68銭安の2万7842円33銭と反落。東証プライムの出来高は9億2188万株、売買代金は2兆2389億円。騰落銘柄数は値上がり774銘柄、値下がり973銘柄、変わらず89銘柄。市場は、朝方に売りが先行したが、その後は底堅い動きだ。13日発表の米11月CPI(消費者物価指数)や13-14日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)について想定内と見て楽観視している面がありそうだ。もっとも相場下落へのサプライズが出ないとは言い切れないと楽観の中にも警戒感があるようだ。


12日の東京外国為替市場はドル・円が1ドル=137円ちょうど近辺で推移している。午前10時すぎに137円10銭近辺まで上昇した。明日に米11月CPI(消費者物価指数)の発表を控える中、仕掛け的なドル買い・円売りが観測されストップロスを巻き込んだとの見方がある。米長期金利の上昇一服を背景にドル・円も一旦は上げ幅を縮小、136円台後半での推移となったが、午後になって再びドル買い・円売りが加速すると137円台を回復。午前中の高値を上回る場面もあった。

 

週明けの個別はパナソニックが小幅に下げた以外、トヨタ、ホンダ、三菱重工、三菱UFJ、コマツは小幅に上げている。主力株の一角は堅調だったようだ。しかしそれにしても長いこと米国市場追従が続いている。お上も大規模経済対策とか言うが、いくら公金をつぎ込んでも経済が回復しないのはどういうことだろうか。お上も後手後手、テーマも何もなく金をばらまけばいいと思っている節があるし、能無し日銀総裁はまだまだ円高が続いているのに何の手も打たないどころか口にもしない。これではどうにもならないだろう、・・(>_<)。

 

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