30日の日経平均株価は、29日の米ハイテク株安で半導体関連株などに売りが先行、先物売りを交えて下げ幅を広げ前場後半には2万7802円71銭(前日比225円13銭安)まで下落、その後、アジア株高もあって持ち直し、大引け間際には2万7972円89銭(同54円95銭安)まで引き戻し、一部では配当再投資の買いの可能性も指摘され、前日比58円85銭安の2万7968円99銭と4営業日続落。2万8000円割れは21日以来6営業日ぶり。東証プライムの出来高は16億6450万株、売買代金は4兆1516億円。騰落銘柄数は値上がり488銘柄、値下がり1287銘柄、変わらず61銘柄。市場は、ここ最近は日経平均で2万8000円を挟んで一進一退だ。パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演を控えるが、直近でFRB高官のタカ派的発言が増え、よほどネガティブな内容でなければ織り込みは進んでいると見られる。ただ週末の米11月雇用統計に向けて米経済指標の発表が続くだけに当面は様子見ではないかとやはりやや引き気味のようだ。
30日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=138円台半ばで推移している。雇用関連の米経済指標の発表やパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演を控えて積極的な動きは見られず方向感の乏しい展開となった。国内輸入企業による実需のドル買い・円売りなどを支えに一時138円90銭近辺まで上昇したが、日経平均株価が下げ幅を拡大したこともあってリスクオフの円買いが優勢となり軟化。円買いが一巡すると、今後は下げ渋りの動きをみせ再び138円台後半まで浮上したものの、午後になると失速した。
週中の個別は日経平均がさえない割にはそれなりだった。三菱重工が2%台、ホンダ、コマツ、パナソニックが1%台、トヨタが小幅に上げている。下げたのは三菱UFJで1%台となっている。なんだかんだで物の値段が高い。油、米、粉、肉類、菓子類、何でもかんでも上がっている。世界情勢でやむを得ないものもあるだろうけど何と言ってもお上のだらしなさと日銀の能無しぶりがひときわ目立つ。政治家がやるのは票勘定と金をごまかすだけ、日銀総裁は眺めているだけで何もしない。全く情けないの一語に尽きる、・・(>_<)。
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