今日は86GRでちょっと近所を走ってきた。最近あまり走っていなかったので時間がないし天気も悪いが50キロばかりのミニドライブではあった。この車は当時86GRMNがデビューしたが、台数限定で入手困難な人が多かったためか、装備などを若干省略した簡易汎用型としてデビューした。
ザックスのサスで車高を10ミリ下げてブレーキは前が6ポッドキャリパー、ツインドリルドローターディスク、リアが4ポッドキャリパー、ドリルドローターディスクとレーシングカー並みのブレーキを備え、ホイールはレイズの鍛造、タイヤはミシュランでリアが235/45R17、フロントが215/45R17とリアに幅広タイヤを装備、フルエアロ装備、マフラーも1本出しの特注で内装はシートがレカロ、あちこちにGRのブランドがつけられている。インパネも違うのだろうけどノーマルを知らないのでちょっと分からない。
ただエンジンはGRの通例でパワーの増加はなくノーマルのままと言う仕様だった。価格は460万で税込みだと506万、そのためにエンジンに手を入れていないのに500万はぼったくりだという書き込みがネットで飛び交った。まあコンプリートカーと言えば何よりまずエンジンパワーの増加と言うのが定番だから仕方がないのかもしれない。
でも乗ってみると価格は決してぼったくりなどではないことがよく分かる。足回りのしなやかさ、ブレーキの効き方などは秀逸で大衆量産車とは全く違う。よくぞここまでと言うほど仕上げている。そのままサーキットに持ち込んでも十分その能力を発揮してくれるだろう、というより基本的にサーキット走行のために作られた車なんだろう。
一般道を走っているとむやみに車間を詰めてくるのがいるが、コーナリングではるかに離れてしまう。別に加速しているわけではないが、たいていのコーナーでは特に減速することもなくスルッと抜けてしまう。恐るべきコーナリングマシンではある。その分車高が低くて段差や駐車場の車止めなどに気を使うとか乗り降りが大変だとか車高が低くて背が高い昨今の車の中に入ると前が見通しにくいとか不都合もあるが、そういう車だから仕方がない。
結論としては十分値段に見合った価値がある車だと思う。今となっては中古しか買えないんだろうが、この車一体何台売れたんだろうか。廉価版のGR-Sportsも含めてこれまで一度も見たことがない。まあ500万出すならほかの選択肢もあるということだろうか。大衆スポーツカーベースのコンプリートカーではあるが、間違いなく一流のスポーツカーではある、・・(^。^)y-.。o○。
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