新型クラウンクロスオーバーがパトカーに採用されるかと言う議論がネットのあちこちで見られる。結論から言えば新型クラウンはパトカーとして採用されるだろう。セダンが採用されるか、クロスオーバーが採用されるか分からないが、間違いなくパトカーとしてデビューするだろう。なんだか知らないが警察庁はクラウンが大好きらしい。他の車をと言っても却下されるようだ。でもそれはまだずっと先の話ではある。

それはどうしてか。まずは予算である。パトカーなどはほとんどが国費と言って国の予算で調達されて各都道府県に配備される。ところが緊縮予算で資金繰りが厳しく以前は6年程度で更新されていたのが、最近は10年近くまで伸びている。そして最近やっと15代クラウンのパトカー仕様が見られるようになったが、大体、新車デビューから時間が経って値がこなれたころに導入するのが通例である。

パトカーなど警察車両の車両本体価格はびっくりするほど安い。内装などはビニールシートに床もビニール敷きである。まあいろいろ汚れるので掃除しやすい仕様になっている。豪華装備などはすべて排除されている。商用車程度の仕様ではある。それなら車両価格は安いはずである。

これに赤色灯や無線機など様々な装備を取り付けてパトカーにするのだが、この装備の価格が車両価格の何倍にもなる。最近はデータ通信機やコンピューターなどハイテク装備満載なので余計に金がかかる。内容は用途によって異なるが、交通取締り用にレーダーなどを装備している車両もある。交番用のミニパトなどは大した装備はついていない。パトカー仕様への架装はTRDなどで行っているようだ。

出来上がったパトカー仕様の車両はかなりの高価格になる。レクサスレベルではあるが、まあそれも仕方がない。用途によってはエンジンを載せ替えたりもしていたが、最近はHVなどもあるのでどうなんだろう。高速の取締用はハイパワーになっているので舐めていると痛い目を見る。大体高速隊の隊員などはめちゃくちゃ運転がうまい。毎日暇さえあれば訓練を欠かさないので当然だろう。

15代クラウンパトカーの配備が始まったということはこれらの更新は10年先になる。車両の入れ替えは一斉に行われるのではなく毎年決まった台数の更新が行われるから10年先になるわけでもないが、新型クラウンが世に出回って価格がある程度こなれたころにならないと購入はしないだろう。メーカーが在庫車を安くあてがってくる場合もあるのでいずれにしても新型クラウンの登場はまだ先の話だろう。

もっとも各都道府県が自前の予算で導入すれば話は別だが、地方の予算はもっと厳しいので可能性があるとすれば警視庁あたりだろうか。何だかんだ言っても東京は金があるからねえ、・・(^。^)y-.。o○。

 

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