10日の日経平均株価は、9日の米ハイテク株が下落したことから半導体関連株中心に売りが先行、先物売りを交えて下げ幅を拡大、前場の早い段階で2万7729円46銭(前日比270円50銭安)まで下落、下げ渋るも買いは続かず前引けにかけて上値の重い展開、後場は2万7800円近辺でもみ合い商状、日本時間10日夜の米7月CPI(消費者物価指数)発表を前に手控え気分となり、前日比180円63銭安の2万7819円33銭と続落。東証プライムの出来高は10億5522万株、売買代金は2兆5809億円。騰落銘柄数は値上がり874銘柄、値下がり896銘柄、変わらず68銘柄。市場は、海外ヘッジファンドはパラパラと動いているが、全体的には米CPIを控えて見送りだ。当面はイベントをにらみつつその都度対応していくことになる。ただ海外勢は夏休みモードに入り、これから静かになると休み明け待ちと言ったところだろうか。

10日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=135円ちょうど近辺で推移している。事業会社の決済が集中する「5・10日」で、朝方は国内輸入企業による実需のドル買い・円売りが優勢となってドル・円は強含み、一時135円30銭近辺まで上昇した。ただ米7月CPI(消費者物価指数)の発表を控えて見送りムードも強くその後は上げ幅を縮小。昼前には135円ちょうど近辺まで押し返された。135円割れの水準では買い戻しも入ったが、上値は重かった。

週中の個別は、日経平均が下げた割にはどれも上げている。三菱重工が2%台、ホンダが1%台、トヨタ、三菱UFJ、コマツ、パナソニックが小幅に上げている。これから海外勢も国内投資家も夏休みに入るので優良株狙いくらいでしばらくは静かだろう。

 

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