9日の日経平均株価は、始まり売りが先行したが、押し目を拾う動きから上げに転じ、前場ではやや不安定な値動きを見せたが、後場に入りジリ高基調、午後2時11分には同155円46銭高の2万8389円75銭と今日の高値を付け、3月25日の2万8338円を上回る戻り高値を付けたことから利益確定や時間外での米株先物が下げたこと、中国・上海総合指数も5日ぶりに反落したことなどもあり、手じまい売りが優勢となり上げ幅を縮小、前日比12円24銭高の2万8246円53銭と小幅ながら5日続伸して取引を終えた。東証プライムの出来高は12億8727万株、売買代金は3兆2139億円。騰落銘柄数は値上がり786銘柄、値下がり966銘柄、変わらず86銘柄だった。市場は、現地10日に米5月消費者物価の発表を控え、米国株も不安定な値動きが見込まれる中、日経平均株価は上昇ピッチも早かったことから短期的な調整局面があってもおかしくはないと売り越しを警戒のようだ。


9日の東京外国為替市場でドル・円は、1ドル=134円ちょうど近辺で底堅く推移している。FRB(米連邦準備制度理事会)、ECB(欧州中央銀行)が金融引き締め姿勢を強める一方、日銀は大規模金融緩和を継続する姿勢を堅持。こうした欧米日の金融政策の方向性の違いを背景に足元のドル・円は02年2月以来20年4カ月ぶりの円安水準となる134円に浮上。9日東京時間朝方にドル・円は一時134円54銭まで上値を伸ばしたが、その後日経平均株価が朝寄り安からプラス転換し再びマイナス転換する不安定な動きの中でドル・円はもみ合い。時間外取引で米長期金利が上昇するとともにドル・円は一時134円46銭まで切り返した。ただ午後に入り米長期金利の上昇が一服するとドル売り・円買いの流れが加速。午後プラス圏を維持する日経平均株価が上げ幅を縮小したことも相まってドル・円は一時133円64銭まで下押しした。15時現在、133円82銭となっている。

 

週中の個別は上げ下げともに小幅で引けた。トヨタ、ホンダ、三菱UFJ、コマツが小幅に値を上げ、三菱重工が小幅に下げた。この辺は順当だろうが、パナソニックが2%台後半と大きく下げている。パナソニックが売られたのはジェフリーズ証券が投資判断「アンダーパフォーム」に格下げしたことが原因のようだ。それにしても日銀の金融政策のお粗末さは呆れるばかりだ。金融緩和もそれなりに効果が出ていればいいのだが、どうもこれと言った効果はないようだ。それならばこの辺りで方向を変えてもいいと思うが、頭が固まってしまったんだろうか。大体、タンス預金増額も銀行に預けていても利子がつかないからだろう。日銀の頭は全ぐ挿げ替えた方がいいと思うがどうだろう。某都市銀行の方も諸悪の根源は日銀の知恵のなさだとお怒りだった。銀行が窓口業務縮小やATMの廃止をせざるを得ないのも日銀の金融政策のせいだろう、・・(^。^)y-.。o○。

 

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