憧れの大型バイク、シート高の数値でまず萎える?
最近、足つきの悩みネタが続く。大変心苦しい。しかるに、僕(筆者:木下隆之)の股下の短さと股関節の硬さに端を発した悩みで、きわめて個人的な事情だ。足がビョーンと長い人には、まったくどうでもいい話だろう。ホンダの新型スポーツツアラー「NT1100」のシート高は820mmあるが、実際にまたがってみると印象が異なる

僕にとっては深刻な問題であるが、どうやら僕個人だけの問題ではなさそうである。バイクのスペック表を見ると、たいがい上位に「シート高」という項目がある。「車両重量」より上なのだから、気にする人が少なくない証明であろう。だからホンダの新型「NT1100」のカタログを開いてまず確認したのはそこだ。

東京モーターサイクルショーで目にした瞬間に一目惚れ。にわかに、海岸線を颯爽とツーリングしている自分を想像してしまったわけだ。だが、NT1100はスポーツツアラーである。ロングツーリングを得意とすることでも想像つくように、シート高は低くない。長旅での疲労を抑えるために、乗車姿勢は正しく、風圧を避けるために上下可動式のスクリーンが備わっている。つまりは、僕にとって手強いタイプなのである。カタログには「シート高820mm」と記されていた。致命的である。これまでの経験から僕は800mmを上限としている。820mmは、やっぱりね……の数値なのだ。

ところが、厚底ブーツを履いてまたがっちゃってみると、なんとかつま先が地面に届く。ちょっと体を斜にすると、片足ならば余裕なのだ。そう、地面から着座位置までの高さを計測すれば820mmなのかもしれないが、シートの形状によっては、820mmが800mmほどに感じるわけだ。数字だけで決めつけてはならない。実際にまたがっちゃってみないと、実際のところは判断できないのである。

というあたりは、ライダーならば常識なのだろうが、だったらもっと足つきを数値化する方法はないだろうか。『バイクのニュース』でも、新車インプレッションではたびたび、乗り手による足つき写真を掲載している。参考にはなる。だができれば、メーカーの公表スペックとして、シート幅、断面形状も含めた足つきの良し悪しが判断できる数値を出して欲しいのだ。

自動車の世界では、ダミー人形の存在がある。衝突安全用のモデル人形で、たいがい衝突実験のモルモットにされる。それにも規格があり、身長174cmの男性となっている。ダミー人形のドライビング姿勢から、およその着座感覚が想像できるのだ。という感じで、規格が統一されたバイク用ダミー人形があれば、それを基準に自分がまたがっちゃった姿を誰もが想像できるのではないだろうか。(木下隆之)

 

公表数値だけでは判断できない、バイクの「シート高」(バイクのニュース) - Yahoo!ニュース

 

シート高と言うのはなかなか悩ましい問題ではある。今乗っているCB1300SBのシート高は790ミリで跨ると両足の踵がちょっと浮く程度で特に問題はないが、もう少し高くなってくるとなかなか厳しいかもしれない。職場に弁当を運んでいたおばちゃんは身長が150センチちょっとだったが、ヤマハのセローに乗って配達していた。跨ると両足が宙に浮いて全く地面から隔絶してしまうほどなのだが、止まる時には器用に車体を傾けて片足ついてバイクを操っていた。曰く、「両足なんかつく必要ないじゃん。片足つけばいいんでしょ。」だった。確かにその通りではあるが、やっぱり両の足がきちんとついた方がいい。最近はバイク雑誌やバイクのサイトはあまり見ないのでどんなバイクが出ているか分からないが、スポーツツアラー「NT1100」なんてバイクが出ているんだ。こんなのが出てくると言うことはCB1300スーパーボルドールも生産終了だろうか。このバイクのシート高は820ミリということはこのくらいなら何とかなるだろうが、これ以上高くなるとちょっと、・・??と言うことになってしまう。アフリカツインの870ミリなんかもう素通りではある。CB1100は代車で乗ったが、これは余裕だった。400Xは800ミリと言うがこれも余裕だった。まあ足付きのいいバイクならアメリカンクルーザーを選べばいいのだが、どうも今一つだからなあ。GWは745ミリ、レブル1100は700ミリでこのくらいだと余裕も余裕だが、まあ今のところはCB1300スーパーボルドール以外のバイクには乗るつもりがないので構わないが、・・。そう言えばクロスカブはシート高は784ミリだったが、車幅がないので楽勝だった。あのバイクは人の力でどうにでもなる重さだったので少しくらい滑っても楽勝だった。ハンターカブは800ミリもあるが、多分これも余裕だろう。シート高とは言っても車幅の問題などもあるので一概には言えないが、足の長さで乗れるバイクが決まってしまうのはちょっと悲しいものがある。しかしまあ安全のために自分の体格や体力に合ったバイクを選ぶのがいいだろう、・・(^。^)y-.。o○。

 

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