21日後場の日経平均株価は、20日に大幅続伸した動きが継続、時間外取引で米株先物が上昇したことも背中を押して午後2時15分には同362円79銭高の2万7580円64銭で今日の高値を付け堅調な展開で前日比335円21銭高の2万7553円06銭と大幅に3日続伸して取引を終えた。終値ベースでの2万7500円台は、5日(2万7787円98銭)以来、約2週間ぶりの水準。東証プライムの出来高は10億2912万株、売買代金は2兆5187億円。騰落銘柄数は値上がり1242銘柄、値下がり528銘柄、変わらず69銘柄だった。市場は、米長期金利の落ち着きから時間外取引で米株価指数が上昇、日経平均株価の上げにつながった。25日移動平均線(21日時点で2万7371円)を終値ベースで上抜き、投資家心理の好転も期待されると堅調な市場に強気のようだ。
21日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=128円台でもみ合う展開となった。朝方1ドル=128円ちょうど近辺だったドル・円は国債を一定の利回りで無制限に買い入れる「指し値オペ」実施で日米金利差拡大が意識される中で一時128円47銭まで上昇。ただ仲値決済に向けて国内輸出企業によるドル売り・円買いが出るとドル・円に一時下押し圧力がかかった。その後、時間外取引で米長期金利が一時上昇し、ドル・円は128円63銭まで上値を伸ばす場面があったが、午後に入り米長期金利の上昇が一服すると再びドル・円は軟化した。鈴木俊一財務相がG7(主要7カ国)財務相・中央銀行総裁会議後の記者会見で急激な為替変動は好ましくない。G7と緊密な意思疎通を図るなどと発言したこともあり、今日のところは20日のような値幅1円を超えるような乱高下とはならなかった。15時現在、128円20銭となっている。
今日の個別はパナソニックが2%台と大きく上げたほかはすべて小幅な上昇、トヨタだけが小幅に下げて引けている。日本の株価は相変わらず米国頼み、日銀の無策で円安も止まらず、財務省の発言の方が市場に対して影響が強そうだ、・・(^。^)y-.。o○。
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