25日の日経平均株価は、NY原油先物安や堅調な米経済指標を背景に24日の米国株式が上昇したことで買い先行で始まり、2万8338円81銭(前日比228円42銭高)と高く寄り付くも昨日までの8連騰で利益確定売りも出やすく、一旦下げに転じ、その後、この日の高値水準に接近する場面もあったが、再び利益確定売りに押され、後場の早い段階で2万7946円79銭(同163円60銭安)まで下落、売り一巡後は根強い買いに持ち直し、引けにかけて小高い水準で推移し、前日比39円45銭高の2万8149円84銭と9営業日続伸。9連騰は19年9月3-17日の10連騰に次ぐ連続上昇となる。東証1部の出来高は11億8685万株、売買代金は3兆581億円。騰落銘柄数は値上がり1007銘柄、値下がり1068銘柄、変わらず106銘柄。市場は、利益確定売りが出やすい一方で配当再投資をにらんだ買い需要など需給面で綱引き状態だ。ニュースで振らされる場面もあるが、押し目買いの戻り売りが基本でトレンドが出にくいと見るようだ。

25日の東京外国為替市場でドル・円は日銀「指し値オペ」観測が後退し、持ち高調整のドル売り・円買いが進行する形で急落した。朝方1ドル=122円40銭近辺だったドル・円は日経平均株価が朝寄り高からマイナス転換する動きにツレて軟化し、122円を割り込んだ。また国内長期金利の上昇を背景に日銀が固定利回りで無制限に国債を買い入れる「指し値オペ」を実施するとの観測強まっていた中でオペ通知が出るとされる10時10分を過ぎても通知がなかったことから指し値オペ観測が後退。オペが実施されれば日米金利差拡大が一段と広がるとの見方が巻き戻される形でドル売り・円買い優勢となり、ドル・円は下値を探り、一時121円17銭まで大きく下押しした。わずか数時間で1円を超えるドル安・円高が進んだこともあり、その後はドルを買い戻す動きとなってドル・円はやや持ち直した。15時現在、121円70銭となっている。

 

週末の個別は上げ下げまちまち、三菱重工が1%台で4千円台に復帰、防衛需要期待だろうか。ホンダ、コマツ、パナソニックは小幅な上げ、一方でトヨタと三菱UFJは小幅な下落で引けている。ウクライナ情勢は市場の動きが鈍くなったそうだが、やはり米国の金利や景気動向が中心だろうか、・・(^。^)y-.。o○。

 

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