防衛研究所の高橋杉雄・防衛政策研究室長が13日、日本テレビ系「真相報道バンキシャ!」(日曜後6・00)にリモートで生出演し、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシア軍の戦況について分析した。
これまではロシアとの国境が近い都市や首都キエフなどが標的になってきたが、ここ数日は西部ヤボリブやルーツク、イバノフランコフスクなどの軍施設、軍用飛行場などが長距離兵器で爆撃されたことが伝えられている。その理由を問われた高橋氏は、「一つはNATOからの支援物資などの搬入、輸送を阻害、妨害するためだと思います」と、西側からの補給線寸断を挙げた。さらに「もう一つはウクライナ軍の戦闘機などが西側に待機しているので、それに対する攻撃ということも考えられます」とも指摘した。
ロシアのプーチン大統領は12日、フランスのマクロン大統領、ドイツのシュルツ首相と電話で3者会談を行ったが、その中で戦争をやめる意思は示さなかったと報じられている。ロシアの軍事行動を止める策について聞かれた高橋氏は、「現在ロシアは日々、占領地域を拡大しているので、外見上は少なくとも勝っている状態にあります。勝っている戦争を勝っている時にやめるのは難しい」と説明。その上で、「とにかくウクライナが軍事的に戦場で勝つことが今、必要。その上で、経済制裁などでロシアの国力を消耗させていく、戦争を物理的にできなくなる状況を作っていくことがロシアを止めるために必要なんだと思います」とした。
ロシアを止めるには? 専門家が指摘「ウクライナが戦場で勝つ」「制裁でロシア国力消耗」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
ウクライナ侵攻はロシアの思惑とは異なり長期戦の様相を帯びてきた。仮にキエフが陥落しても100万とも言われるウクライナの兵士、招集兵や義勇軍を掃討するにはかなりの時間を要するだろう。勝ち戦で講和をするのは難しいと言うが、日本もそうだった。地球の四分の一を占領した時にそれをすべて手放すつもりで講和をと言う話があったようだが、勝ち戦に乗った首脳部は歯牙にもかけなかったとか。そして最後にはすべて失って大量の負債まで背負い込んだ。ロシアもそうだろう。ただ当時の日本と今のロシアには共通点がある。国力の底が浅いことだ。現代の戦争は莫大な金がかかる。石油や天然ガスで儲けたと言うが、西側の経済制裁で遠からずロシアの財布は空になるだろう。ウクライナ軍をすべて相当するのが先か、ロシアの財布が空になるのが先か、その辺りが勝負どころだろうけど西側の支援を受けて非対称戦でもやられたら掃討は難しい。ロシアは先行きを読み違えたかもしれないが、痛い目を見た方がいいだろう、・・(^。^)y-.。o○。
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