86GRのバッテリーが上がってしまった。上がってしまったと言うと何だか自然に放電してしまったようだが、前回掃除したときにサイドミラーを広げたり畳んだりしたが、その時に車の電源をアクセサリーのまま放置してしまったんじゃないだろうか。
乗ろうとしたら「ググッ」とか言ってエンジンがかからない。最初は何かセキュリティでもかかってしまったのかと思ったが、何回か繰り返しているうちにうんともすんとも言わなくなってメーターパネルも消えてしまったし、スマートキーにも反応しなくなったので、「これはバッテリーがいかれた」と確信した。でもその時はもう手遅れだったが、・・(-_-;)。
その後はちょっと忙しかったのでどうしようかと考えながら新しいバッテリーを買おうかとか、ディーラー呼ぶかとか、あれこれ考えたが、「そうだ、ジャンプスターターを買えばいいじゃないか」と思いついて黄色い帽子に行って大枚はたいてジャンプスターターを買ってきた。スマホよりもちょっと大きいくらいで、「こんなので大丈夫かな」と思ったが、大丈夫と書いてあるので信用した。
そして翌日ジャンプスターターを86GRのバッテリーにつなぐが、何度やってもエラーが出てしまう。あれこれやってみるが、どうしてもエラーが消えない。後で分かったんだけどバッテリーが完全に死んでしまうとジャンプスターターがプラスとマイナスを判別できなくなってエラーになるようだ。
これで万策尽きたとディーラーに電話したが、営業の若いのがなんだか訳の分からないことを言っていて面倒くさくなった。その後メカニックから折り返しがあってしばらくかかると言う。「まあ仕方がない。待つか」と思いながら見まわすとCB1300スーパーボルドールが目に入った。「そうだ、バイクのバッテリーを繋いでジャンプスタートさせよう。」と言うことでバイクのキーを持ってきたが、はたと困ってしまった。
「バイクのバッテリーってどこにあるんだ」
そう言えばこれまで一度もバイクのバッテリーなんかどこにあるかなんて見たことがなかった。まあスペース的にシートの下しかないだろうとシートを剥ぐとビスで止まったカバーがあり、その周辺にヒューズなどが集まっているので苦労してそのカバーを引っ剥がすと、出た、車検で大枚はたいて交換したリチウムイオンバッテリーが、・・。
そこでバイクのメインスタンドを立ててブースターケーブルを繋いでエンジンをかけると86GRのインパネが復活した。しばらく置いてからスターターボタンを押すと、「グッ」と一瞬間をおいてから一発でエンジンがかかった。ディーラーに電話して「エンジンかかったからいいよ」と言うと「どうしてかかったんですか」と聞くので「バイクにつないでジャンプスタートさせた」と言ったら驚いていた。普通はあまりやらないだろうし、チンコロバイクではできないだろう。1300ccのモンスターバイクならではというところだろうか。
エンジンがかかったはいいが、設定がすべて初期に戻ってしまい、蓄積したデータも飛んでしまったので面倒極まりない。それから充電のために近所を2時間ばかり走って来た。こうして86GRのバッテリー上がり事件はCB1300スーパーボルドールのおかげで解決した。めでたし、めでたしではある、・・(^。^)y-.。o○。
日本ブログ村へ(↓)