長野県の山と北海道のスキー場で17日に遭難事故が相次いだ。男女計6人が一時行方不明となり、いずれも18日に救助されたが、長野県で女性1人の死亡が確認された。

長野県警茅野署の発表によると、八ヶ岳連峰・天狗岳(標高2646メートル)で17日午後7時50分頃、下山中だった男女3人のパーティーから「身動きがとれなくなった」と119番があった。3人は18日朝に救助され、佐賀市兵庫町瓦町、今泉己希子さん(71)が死亡。一緒にいた同市の71歳と84歳の男性2人にけがはなかった。

3人は16日に入山し、17日は山小屋に宿泊予定でテントは持っていなかった。同日夜は風雪が強く、岩陰に身を寄せ合いながら毛布をかぶって一夜を明かしたが、今泉さんが意識を失ったという。

北海道富良野市の「富良野スキー場」では17日午後、コース外の「バックカントリー」でスノーボードをしていた30~40歳代の男性3人が行方不明になったと通報があった。3人は18日午前に救助され、けがはなかった。

 

風雪強い八ヶ岳の岩陰で一夜、女性が死亡…山小屋泊予定でテントなく(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

 

北八の天狗岳は昔2回登ったが、冬山入門コースで特に危険なところもなく登りやすい山だった。それにしても2500メートルを超える高山だから天気が良ければいいけど雪が深かったり吹雪かれたりすれば、それは冬山高山、なかなか厳しい。特に八ヶ岳は独立峰で冬季は風が強く気温が低いことで知られているので凍傷が多いようだし、条件が悪ければ命を落とすことはある。南八では滑落や疲労凍死などはかなり多い。冬山ではたとえ小屋泊まりでもテントと火器に防寒具は必携だろう。冬山は人間の生存条件を欠いているところだからなあ。亡くなった方はお気の毒だった。

 

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