今年も富岡八幡宮に行ってきた。初詣とかではなく怨霊がいないか探しに行ったのだ。2017年12月、前宮司の男は帰宅した実姉の宮司に切りかかって殺害し、その後、自分の妻を刺し殺し、最後は自分自身も突き刺して自殺している。その事件の前から、「私は死後も怨霊となり、永遠にたたり続ける」などと言っていたという。
他人を殺すことはそう難しくもないが、正常な神経で自分自身を刃物で突き刺して死ぬのはなかなか気力が必要だろう。それをこの男、姉を殺し、自分の妻を殺害して、最後は自分自身もサバイバルナイフで自殺している。恐るべき怨念ではある。原因は金で富岡八幡宮は神社の運営以外に所有する土地から莫大な地代が入って来るそうだ。その金を巡っての骨肉の争いだったようだ。
そんなに金が入るなら兄弟で仲良く分け合って優雅に暮らせばいいと思うが、姉も弟も夜な夜なキャバレーやホストクラブで豪遊するなどあまり身持ちがよろしくなかったとか。それにしても神に仕える身の上でありながら愚かなことではあるが、金と言うものは人を狂わせるものなんだろうか。
事件後最初の正月はさすがに人でも少なく巫女さんの表情も硬かったが、徐々に普通に戻って行って最近は何の変りもなくなってしまった。富岡八幡宮は下町の八幡様で庶民には人気のある神社だそうだ。また商売繁盛の信仰も篤いとか。被疑者の元宮司はそれほど強い怨念を持って事件を起こしたのだから怨霊となって憑りついているかと思ったが、どこにも見当たらない。人間死んでしまえばそれまでと言うことだろう。
金は大事だが、その金に振り回されるのは決して利口なことではない。まして莫大な金が入って来るなら力を合わせてその金で神社の運営を盛り上げて自分たちも優雅に楽しく暮らせばいい。金に執着するのもいいが、自分の姉さんや奥さんを殺して自分も自殺するようなそんな大勢の人生と引き換えにするほどのものでもないだろう。富岡八幡宮は「江戸最大の八幡宮」「深川の八幡様」として庶民の信仰を集めているそうだが、その八幡様もため息をついていることだろう、・・(^。^)y-.。o○。
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