先週木曜に関東で雪が降った。大したことはないという予報だったが、降り出せば都心でも10センチを超える大雪で都内では雪や路面凍結に起因するスリップ事故が相次いだようだ。人もバイクも車もひっくり返って大騒ぎの雪だった。
降雪を予期したわけではないが、元日に86GR のタイヤをスタッドレスタイヤに取り替えておいた。あの車で雪道を走ろうというのではない。あんな車高の低い、しかも四方にヒレが突き出したような車ではあっという間にスタックしてしまうだろう。万が一の時の備えと安くはない金額を支払ったのでせめて使ってやろうと思っただけだった。
それで油圧ジャッキを買い込んで車体を持ち上げようとしたら、1千回漕いでも車体が持ち上がらない。買ったばかりで壊れているのかと後で説明を見たらどうもリリースバルブがしっかりと締まっていなかったようで後日やり直したら簡単に持ち上がった。さらに車体を持ち上げるには車のボディを傷つけないように樹脂のアタッチメントが必要とのこと、何とも厄介なことよと思いながら黄色い帽子まで行って買い求めてきた。春にノーマルに替える時には今度こそ役に立つだろう。
そのスタッドレスだが、CMでやっているようにビシッとは止まらないそうだ。スタッドレスも滑るんだそうだ。要は程度問題と言うことだろう。そう言えばスタッドレスタイヤを履いた車も先日の雪で雪がついた坂道で滑ってひっくり返っていた。圧雪路や凍結路でもっとも効果的なタイヤはスパイクタイヤだという。しかしスパイクタイヤは路面を削って粉塵をまき散らすということで禁止になってしまった。せめて路面は削らないが、雪や氷には強いという樹脂のスパイクでも出来ないものだろうか。
86GRはホイールハウスのスペースの問題でチェーンがつけられないのでやむを得ずに高い金を払ってスタッドレスタイヤを買い込んだ。ただスタッドレスはコンパウンドもサイドウォールも夏のスポーツタイヤとは比較にならないのでちょっと急なステアリング操作をすると腰砕けになる。このタイヤを履いているうちはおとなしく運転しないといけない。86GRで雪道を走ることはないだろうが、万が一の備えとしてそれなり安心して走れるように足元も備えておこう、・・(^。^)y-.。o○。
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