「クルマに比べるとバイクの燃費は悪い」は、間違い?
ふと、僕(筆者:木下隆之)は思った。「バイクって、燃費悪くないですか?」と。マシンによって、あるいは走り方によって数値の高い低いはあるだろうが、排気量が750ccや1000ccの大型バイクになろうものなら、平均的に20km/l前後が燃料消費率だろう。ロッシや平忠彦に憧れて前傾姿勢で峠を攻めようものなら、リッター12から15キロも覚悟しなきゃならない。

そこで「俺はもっと燃費が良いゼ」と言うのならば、「ライディングが上手ですね」と褒めるだろう。逆に「俺はもっと燃費が悪いゼ」との御仁には「さすがですねぇ、ペースが速すぎますよ」と、やはり褒めたかのような言葉を贈るだろう。ともあれ、市街地トロトロの節約ライディングで20km/l程度、前のめりライディングで10km/l程度、そのあたりが相場ではないだろうか。

いや、それにしてもバイクの燃費はクルマと比較してしまうと悪い。それを実感したのは、先日トヨタ・ヤリスを試乗したときのことだ。富士スピードウェイでのマシンテストの帰り道、御殿場から新宿までの燃費を計測したところ、軽々とリッター30キロを超えてしまったのだ。確かに、東名高速道路の御殿場から東京までは下り区間が多い。だが首都高が渋滞していたので、用賀インターからは流れの悪い国道246号を移動している。エコランは意識せず、流れを軽くリードするペースで追い越し車線も利用している。

ヤリスはトヨタ自慢のハイブリッドであり好燃費が身上である。とは言うものの、車両総重量は1.4トンを超える。空力特性に影響する前面投影面積は、全幅1695mm×全高1500mmから想像すると、バイクよりあきらかに不利だろう。凹凸が剥き出しのバイクは、空気抵抗係数CD値が悪かろう。だがCD値と前面投影面積の積で解が得られる空気抵抗はトントンじゃないかと文系の僕は想像する。なのにヤリスよりも多くのガソリンを消費する。

ちなみに、カタログ値で言うならば排気量948ccのカワサキ「Z900RS」の60km/h定地燃費値は28.5km/hとなっている。加速も減速もせず、ただひたすら正確に60km/hで巡航したときの燃費は、実現不可能な最高燃費だと言っていい。かたや、ヤリスは東名高速の追い越し車線をグイグイと突き進み、国道246号でイライラしながらの燃費である。これはどうしたものかと首を捻りたくなるのだ。

まあしかし、排気量が小さくて燃費もすこぶる良い日本が世界に誇るホンダ「スーパーカブ」という名車もあるし、そもそも「そんなこと気にしてちゃ、バイクは楽しめないからね」と、元も子もないことを言って締めくくることにする。(木下隆之)

 

「バイクはクルマよりも燃費が悪い」は、間違い?(バイクのニュース) - Yahoo!ニュース

 

車もバイクも燃費の良し悪しは乗り方だと思う。プリウスなど少しばかり前はHVも20キロ以上の燃費を出すには相当に気を使った運転をしないといけないなんて言われた。最近はかなりルーズな運転をしても結構な燃費が出るんだろうか。それだけ制御が上がったんだろうし、システム性能も上がっているんだろう。バイクの燃費がいいか悪いかと言われれば、決して悪くはないと思う。CB1300SBで高速中心のロングツーリングでリッター22~23キロ、その辺乗りで19~20キロくらい、同じように走ってコペンが16キロ強だから排気量がほぼ2倍のエンジンを積んだCB1300はけっこう燃費がいいと言えるだろう。もっとも重量はコペンの方が3倍ほど重くなる。また1.3リッターのコンパクトでも14~15キロくらいだろうからやはりバイクは燃費がいい。それは重量が軽いからだろう。86は高速のロングツーリングで14キロ強、街乗りで12キロほど、重量がCB1300SBの4倍ほどもある2リッターのNAであればそんなものだろう。HVは条件が違い過ぎるから比較するのはあまり意味がないだろう。最後に以前クロスカブに乗っていたが、これは108ccで結構いい加減に乗ってもリッター55キロ以上は走った。タンクが4リッターだから200キロは軽く走るだろう。でも車ももうすぐ燃費なんか関係ない時代が来てしまう。何だか味気ない気がしないでもない、・・(^。^)y-.。o○。

 

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