4日の日経平均株価は、米製薬大手のメルクが開発中の経口新型コロナウイルス治療薬への期待感を背景に米株が上げたことを受け、買いが先行、日経平均が前週末にかけて5日続落した反動もあり、寄り付き直後には300円近く上げたが、買いは続かず、一巡後は先物売りを交えて下げ転換し、後場前半には400円以上も下げ、時間外で米先物が下げに転じ、香港株は経営不安が懸念される中国恒大集団と傘下の不動産企業の株取引が一時停止され、ハンセン指数が急落、中国恒大問題が改めて警戒され、売りが広がり、最後は下げ渋ったが、戻りは限定、大引けにかけて上値が重く、前週末比326円18銭安の2万8444円89銭と大幅に6営業日続落。2万8500円割れは9月1日(終値2万8451円02銭)以来約1カ月ぶりで8月31日(同2万8089円54銭)以来の安値水準となる。75日・200日や13週・26週の各移動平均線も下回った。東証1部の出来高は13億2433万株、売買代金は3兆2588億円。騰落銘柄数は値上がり872銘柄、値下がり1229銘柄、変わらず82銘柄。市場は、中国恒大問題はどこかで落ち着くと思うが、依然リスクとして残ったままで当面は不安定な動きが予想れる。日経平均は移動平均線を次々に下抜け、次は52週線(2万8063円39銭)が意識される段階だと下落が著しい株価に警戒のようだ。

4日の東京外国為替市場で、ドル・円は1ドル=111円ちょうど近辺で推移している。朝方は米長期金利の上昇一服を受けたドル売りが上値を抑え、111円割れで推移する場面が多かった。前週末の米国株が大きく上昇した一方で週明けの日経平均株価が下落したことも重しになった。ただ、週明けの米長期金利が上昇したほか、国内輸入企業によるドル買い・円売りも観測され、ドル・円は昼前に111円台を回復。手掛かり材料難で積極性は乏しかったが、底堅く推移した。

 

週明けの個別は、三菱重工が1%台、ホンダが小幅に上げている。反面、パナソニックが4%台と大きく値を下げ、トヨタと三菱UFJが1%台、コマツが小幅に下げた。どうも米中に不安材料があって株価もさえないようだ。新型コロナの感染が収まって宣言は全面解除になったが、今後も抑え込めるか、まだまだ不透明で不安材料ではある。ワクチンに加えて点滴や経口剤なども開発され、徐々に抑え込めそうな状況ではあるが、どうなることか、‥(^。^)y-.。o○。

 

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