新型コロナウイルスに感染し25日に退院したタレントの野々村真が30日、レギュラーを務めるフジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜・午前11時55分)にリモートで生出演した。番組では、自民党総裁選に菅義偉首相が不出馬を表明したこと報じた。

 野々村は「僕は申し訳ないですけれども、もっと早く菅首相には辞めてほしかったなぐらいの思いです。こういう(医療がひっぱくした)状況にあって、今かよって」と語気を強めた。そして「コロナ感染がどうしようもない状況になって、解散総選挙にしろ人事にしろ、そういうことで国会も止まると考えると、何にも進まないじゃないかよと思う。安倍さん、麻生さん、二階さんたちの言うことで自分の言いたいことが言えなくなってしまう。一国の総理ですよ。その人がこの状況で何も言えなかったんだなと、つくづく国民は悲しむしかないですね」と一気にまくし立てた。

さらに「僕なんか生死をさまよった人間として言わせてもらいますけど、本当に今この時点でたくさんの人が苦しんでいるんです」と訴え、「小泉環境相にも言いたいけど、泣きたいのは泣きたくても泣けなくて、苦しんでいるのは今本当にICUに入っている人たち、そして亡くなった人たち、そのご家族。その人こそが本当にこの政治のおかげで命を失っていることを絶対に忘れないでほしい。それだけです」と真剣に語った。(報知新聞社)

 

野々村真、菅首相をバッサリ「もっと早く辞めてほしかった」…小泉環境相に「泣きたいのは、亡くなった人とご家族」(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース

 

新型コロナウィルス感染症についてはなかなか難しい問題で他の誰かがやっても似たような結果になったと思う。何しろ敵はウィルスで生物ではない未知の存在、しかもこれだけ科学が発達してもウィルスを殺す薬は未だ開発されていない。ウィルスが原因の病気で完全に撲滅できたのは天然痘だけでそれはワクチン接種を世界的に広げて感染防止を徹底したからだ。ウィルスと言うやつは自分では増殖できないので他の生物の細胞に取り付いてそのDNAを使って増殖する。これがウィルスの唯一の弱点でウィルスを殺すには感染させなければいい。今回の新型コロナも国民全員が感染防止策を完璧に守って生活すれば状況は変わっただろう。

 

その意味で菅さんの失敗は昨年の暮れに緊急事態宣言発出にもたついたことと予防策の徹底を欠いたことだろう。新型コロナは人から人に飛沫で感染していく。仮にあの時に3ヶ月くらいテイクアウトとデリバリーを除くすべての飲食店の営業自粛、大規模イベントの中止、集団での移動の制限などの対策を講じていれば一度は新型コロナを抑え込めただろう。有事には最優先課題の対応が第一でそれ以外は最優先課題に目途がついてからやればいい。菅さんは新型コロナ対策と同時に経済もできるだけ傷つけないようにと二兎を追ったのがまずかった。その後にデルタ株など新種が入ってくればまた感染拡大があったかもしれないが、それはやむを得ないことではある。

 

医療云々と言っても今の日本では病院はいくらでも作れるだろうけどその病院を運営するスタッフが集まらないだろう。感染を拡大させることが最も新型コロナを利することでこれを撲滅するにはワクチンの接種、治療薬の開発、医療施設の整備などとともに何よりも感染をしないように国民一人一人が注意しないといけないし、何よりもそれがウィルスに打ち勝つためには一番大事なことである。野々村氏が何で感染したのかは知らないが、まあ仕事柄人と接することは多いだろうが、それは菅さんの責任ではない。新型コロナ対策は誰がやっても50歩100歩だったとは思う。菅さんに落ち度があるとすれば、新型コロナがどういう病気で感染を食い止めるために国民に何をお願いするのか、そういうことを自分の言葉で分かり易く国民に伝えなかったこと、それに新型コロナ感染防止一本に徹底すべきところをちょっと余計な色気を出したことだろうか。まあそれはそれとして野々村氏も好きで感染したわけでもないだろうけど自分が感染したことについては反省すべき点を考えるべきだろう、‥(^。^)y-.。o○。

 

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