3日の日経平均株価は、米雇用関連指数の改善で米株が上げたことから買いが先行、利益確定や戻り待ちの売りに伸び悩む状況もあったが、買い気は根強く、菅総理辞任の報道で政局不安解消期待で上げ幅を拡大、前日比584円60銭高の2万9128円11銭と大幅に5日続伸。2万9000円回復は6月28日(終値2万9048円02銭)以来で6月16日(同2万9291円01銭)以来の高値水準。TOPIX(東証株価指数)は同31.88ポイント高の2015.45ポイントとなり、3月19日の年初来高値(終値2012.21ポイント)を更新し、1991年4月17日(終値2028.82ポイント)以来約30年ぶりの高値水準となる。東証1部の出来高は12億4310万株、売買代金は3兆2808億円。騰落銘柄数は値上がり1768銘柄、値下がり343銘柄、変わらず77銘柄。
3日の東京外国為替市場でドル・円は、1ドル=110円を挟み、もみ合う展開となった。午前中は材料に乏しく小動き。昼すぎ、菅首相が自民党総裁選不出馬を表明、9月末の総裁任期満了に伴い、首相退任となることが決まった。想定外の退陣表明を受けドル・円は円買いで反応し一時109円79銭まで下押ししたが、支持率の低い菅政権が退陣することで衆院選の与党大敗リスクが回避されるとの見方から日経平均株価が上げ幅を広げると、ドル・円は一気に110円07銭まで大きく切り返した。15時現在、110円00銭となっている。
週末の個別は各銘柄とも安定した伸びを見せている。このところ渋かった三菱重工、コマツ、パナソニックが2%台、トヨタ、ホンダ、三菱UFJが1%台だった。菅さんも総裁選前の解散を封じられ、人事も協力を得られず、万策尽き果てたんだろう。この内閣もやることはある程度やっていたんだけど生物ではないウィルスと言う難敵が相手だったことと国民に対する説明が不十分だったこと、そして個人的な資質としてリーダーとしてのカリスマ性がなかったこと、これに尽きるだろう。次のリーダーは誰になるか分からないが、誰がなってもびっくりするような変化はないだろう、‥(^。^)y-.。o○。
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