今日18日(水)は西日本の日本海側に秋雨前線が伸びています。前線に向かって南から暖かく湿った空気が次々に流れ込んでいる上、大陸からは上空の寒気が近づいてきていることで、大気の状態は非常に不安定です。西日本から東海では局地的に雨雲が発達し、猛烈な雨を降らせるおそれがあります。大雨による災害の発生や拡大に警戒をしてください。

鹿児島県では猛烈な雨の降った所も
南から流れ込む湿った空気に沿うような形で、発達した雨雲の帯がいくつも形成されています。特に西日本から東海にかけての太平洋側で雨が激しくなっており、9時44分までの1時間には鹿児島県肝付町・内之浦で91.0mmの猛烈な雨を観測しました。断続的な激しい雨によって土砂災害の危険度が高くなっていて、10時の時点で九州から東海、甲信の12県に土砂災害警戒情報が発表中です。

同じような場所で激しい雨が続きやすい
午後にかけても気圧配置は大きく変わらず、九州や四国、近畿、東海、甲信などを中心に、1時間に50mm以上の非常に激しい雨が降る予想です。今日は雨が強まりやすいところにあまり変化がなく、同じところで激しい雨が続くおそれがあり、大規模な道路冠水の発生や川の水位が急激に上がる危険性が高まります。前線の南側では、湿った空気や風向などの条件が重なると「線状降水帯」と呼ばれる危険な雨雲の列が発生し、その場合は局地的に想定以上の大雨となる可能性があります。先週11日(水)からの一連の大雨ですでに地盤の緩んでいる状態です。特に九州や中国地方、東海や甲信の山沿いでは、少しの雨でも土砂災害や洪水の発生するおそれがありますので、引き続き警戒を続けてください。また、これまでの一連の大雨で被害がなかった地域でも、新たな被害の発生に警戒が必要です。

雨のピークは次第に過ぎるが週末も警戒を
先週11日(水)頃から始まった一連の大雨は今週後半まで続き、特にリスクが高いのは明日19日(木)にかけてと予想されます。この先新たに降る雨の量は、西日本を中心に200mmを超え、四国の太平洋側など多いところでは300mm以上となる予想です。大雨のピークを過ぎるとみられる20日(金)以降も、暖かく湿った空気の影響で西日本では雨が降りやすく、そのほかの地域も局地的な強雨や雷雨のおそれがあります。すでに降り始めからの雨が多いところで1,000mmを超えるなど、各地で記録的な大雨となっています。今後の雨で新たな被害の発生や拡大が懸念されますので、いったん雨が止んだり、降り方が弱まったりしても油断は禁物です。最新の気象情報や、自治体からの避難情報をこまめに確認し、逃げ遅れないよう危険な場所から避難するようにしてください。(ウェザーニュース)

 

発達した雨雲で局地的に猛烈な雨 西日本や東海は警戒継続を(ウェザーニュース) - Yahoo!ニュース

 

ここ数年、豪雨で被害が出ると「これまで経験したことのない降雨」「未曽有の豪雨」「50年に一度の豪雨」とか言うが、そうした豪雨はもう毎年常態化している。この10年ほど、毎年、「これまで経験したことのない豪雨」で大きな被害が出ている。日本の気候は変わっている。以前のような温帯の比較的穏やかな気候ではなくどちらかと言えば熱帯あるいは亜熱帯の豪雨地帯になっている。日本の水害対策は時間雨量50ミリを限度として構築されているそうだが、この時間雨量50ミリと言うのは温帯性気候での降雨の最大値であり、亜熱帯気候に変わりつつある日本ではすでに時間雨量50ミリをはるかに上回る降雨が頻発している。日本は稲作で生計を立ててきた国なので集落は水利のいい地域に広がっているが、そうした地域は想定以上の豪雨では水害の被害を受けやすい。また山間部ではがけ崩れなども発生する。長年住んだ場所を離れるのは抵抗があるだろうが、米作りをするわけでもないなら高台に移住すべきだろう。またお上は早急に時間雨量100ミリ以上の水害対策を講じるべきだろう。日本の気候はすでに変わってしまっている。まずそれを基礎にして水害対策を講じるべきだろう。もちろん時間も金もかかるだろうが、‥(^。^)y-.。o○。

 

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