8日の日経平均株価は、東京への緊急事態宣言発出の報道を嫌気して売りが先行、じり安の展開となり、後場に入ると米物価指数先物が下げ、中国株も安値となって軟調に推移、円高傾向も嫌気されて値を下げて、前日比248円92銭安の2万8118円03銭と大幅に続落。今日の安値で取引を終了した。東証1部の出来高は11億4405万株、売買代金は2兆6089億円。騰落銘柄数は値上がり276銘柄、値下がり1849銘柄、変わらず67銘柄だった。市場は、東京都に緊急事態宣言が発出されることで景気回復遅れを懸念して軟調な展開を強いられそうで、日経平均株価は5月13日の2万7385円に接近する場面も想定されると言うが、現実的に今の市場の株価はそんなものだろう。
8日の東京外国為替市場でドル・円は、さえない展開となった。前日7日米国時間に公表された6月FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録は、新味に欠けドル・円にとっては無風通過の内容。この流れを受けた8日東京時間は、日経平均株価が売り先行から終日マイナス圏で推移する中、ドル・円は1ドル=110円50銭を挟み、もみ合いが続いた。午後に入り、ロウRBA(豪準備銀行)総裁が講演で、豪州は24年まで利上げできる環境にはならないとの見解を示すと、ハト派的との見方から豪ドル・円が下落。材料の乏しかったドル・円はこれにツレて一時110円20銭近辺まで下押しした。15時現在、110円27銭となっている。
今日の個別はホンダとコマツが2%台と大きく下げている。ホンダはいつものことだが、コマツはこのところさえないようだ。トヨタと三菱UFJは小幅な下げで引けた。一方で三菱重工とパナソニックは小幅に上げているが、まあ上げ幅が小さいのでこれと言った理由はないんだろう。東京に緊急事態宣言というが、ワクチンが足踏みをしている状況からこれしかないだろう。しっかり感染原因を引き締めてこれが最後の忍耐としてほしいところではある、‥(^。^)y-.。o○。
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