21日の日経平均株価は、米利上げ前倒し観測が強まり、米株が下げたことからこれを嫌気して始まりからリスク回避の売りが先行、先物にも断続的に売りが出て下げ幅を広げ、円高ドル安も重しになって、後場には1100円以上も下押しし、最後はやや下げ渋ったが、戻りは限定的で、前週末比953円15銭安の2万8010円93銭と大幅に4営業日続落。全面安に今年2番目の下げ幅となった。東証1部の出来高は13億108万株、売買代金は2兆9466億円。騰落銘柄数は値上がり123銘柄、値下がり2044銘柄、変わらず26銘柄。市場は、下げ幅が大きく前週末のNYダウ安と時間外(日本時間21日)のダウ先物安とを合わせたようなイメージだ。5月安値をにらみ押し目買いゾーンにあるが、22日にパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言を控え、明日様子見になりやすいと打つ手なしのようだ。
21日の東京外国為替市場で、ドル・円は1ドル=109円台後半で推移している。米長期金利が時間外で低下したことを受けて日米金利差縮小を意識したドル売り・円買いが優勢となり、午前11時すぎには110円を割り込んだ。日経平均株価の大幅安を嫌気したリスクオフの円買いもドル・円の重し。昼すぎには米長期金利の下げが一服し、ドル売り・円買いも一巡したが、戻りは鈍かった。
週明けの個別はベタ安、ホンダが例によって4%近い下げ、三菱重工、三菱UFJ、パナソニックが2%台、トヨタとコマツが1%台だが、トヨタはほぼ2%近い下げだった。日本株はやはり米国景気に左右されるようで米国の利上げに伴う株安で不安が広がりリスク回避の売りへとつながった。早く日本の国内材料で相場が動くようになると良いのだが、ダメかもなあ、‥(^。^)y-.。o○。
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