2日の日経平均株価は、前日、米株が上昇したのを受けて買いが先行、半導体など値がさ株を中心に灰が入ったが、一巡後は利益確定に押されて伸び悩むも、後場で相場が締まり、値がさハイテク株が根強く、上げ基調となり、前日比465円13銭高の2万9854円00銭と大幅続伸。東証1部の出来高は10億231万株、売買代金は2兆2403億円。騰落銘柄数は値上がり1313銘柄、値下がり783銘柄、変わらず94銘柄。市場は、日経平均採用の成長株に資金が回り、強い動きが期待される。ただ、3万円乗せ後には押し戻されており、先行き大台で定着できるかが注目されると3万円が一つの壁と見るようだ。
2日の東京外国為替市場でドル・円は、1ドル=110円台半ばを中心に狭いレンジでもみ合った。バイデン米大統領の大規模インフラ計画の財源を一部法人税の増税で賄う方針が示され、国債増発観測が後退したことなどを受け1日の米長期金利は低下。ドルが売られやすくなる中で2日東京時間朝方のドル・円は1ドル=110円50銭近辺だったが、仲値決済に向けて国内輸入企業からのドル買い・円売りが入り、一時110円66銭まで上値を伸ばした。その後は、日経平均株価が朝寄り高から高原状態で推移する中、ドル・円は110円60銭近辺で小動きが続いたが、次第に聖金曜日で米国市場が3連休に入ることが意識され、ドル・円はやや軟化した。15時現在、110円53銭となっている。
週末の個別は日経平均の上げに比べるとささやかだ。パナソニックが1%台と上げたが、トヨタ、三菱重工、コマツは小幅な上げ、ホンダと三菱UFJは小幅に下げて引けている。日経平均は米国の相場に連動して上げ下げを繰り返している。新型コロナは収束の兆しもなく先行きは不透明だが、製造業は上向きで明るい話題だろう。
日本ブログ村へ(↓)
