26日の日経平均株価は、米長期金利の上昇が警戒されて売りが先行、先物も売られて下げ幅を拡大、一旦下げ渋ったが、時間外のゲイ先物が下落、アジア株も安値でこれも重しとなって、週末のポジション調整も重なって、引けにかけてさらに一段安で、前日比1202円26銭安の2万8966円01銭と大幅反落し安値引け。今年最大の下げ幅で、2万9000円割れは2月5日(終値は2万8779円19銭)以来3週間ぶりの安値水準となる。東証1部の出来高は16億8876万株、売買代金は3兆6212億円。騰落銘柄数は値上がり172銘柄、値下がり1985銘柄、変わらず37銘柄。市場は、海外株安が尾を引くと一段の下げを考えざるを得ない。米金利上昇が続けば値がさハイテク株が売られるパターンになる。ただ、25日移動平均線を下回っても上昇トレンドラインはまだ割っていないと未だ強気がのぞく。
26日の東京外国為替市場でドル・円は、1ドル=106円ちょうどを挟み、大きくもみ合った。前日の米長期金利急伸を受け、朝方106円40銭近辺だったドル・円は、日経平均株価の朝寄り安から下げ幅を広げる展開に加え、米長期金利の上昇一服を受け、軟化。一時105円84銭まで下押しした。その後、米長期金利が再び上昇に転じると、ドル・円は切り返し、106円台に再浮上した。15時現在、106円19銭となっている。
週末の個別は、日経平均が大きく下げたことで全敗、減配が発表されたパナソニックは投資家に嫌われて5%台の下落、コマツとホンダは3%台、三菱重工は2%台、トヨタと三菱UFJが1%台といずれも大きく凹んだ。最近、コロナ後の経済回復を当て込んだ買いが入って実体経済とはかけ離れた株価になっているが、所詮は砂上の楼閣、何かマイナス要因があればどっと崩れ去る運命だったようだ。その引き金となったのが日米の長期金利の上昇と言うことだろう。現状では2万5千から2万7千というところだろうか。この先も日経平均は落ち着かないだろう、‥(^。^)y-.。o○。
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