先日、86GRにスタッドレスを付けにディーラーに行った時にヒラメちゃんスポーツカーの話をしたらディーラーさん、「そう言う車は雑誌で見るくらいで全く縁がないですね。86GRだってこの営業所では初めて扱った車でみんな興味津々でした。メカなんか『すげえ凝った作りの車だなあ』とか本当に見入っていましたよ。そんな具合ですからスーパーカーなんかまったく縁がありませんよ。レクサスだって目にする機会もないしね。大体、どうしてあんなに高いのか理解ができません。」と宣う。

レクサスがスーパーカーなのかちょっと疑問ではあるが、3千万、4千万、5千万なんて車はまあスーパーカーだろう。どうしてそんなに高いのだろうと考えてみると、まず、量販車と違ってほとんど手作りのような車だから量産効果と言うのが望めない。パーツや部品も同様で数が少ないので単価が高くなる。工作組立時間も長くなるので人件費もかかる。それからあの手の車は所有する側のステータスを満足させないといけないので全てにおいて量販車を大幅に凌駕するような部品やパーツを使って組み立てる。エンジンだってV8ツインターボとかV12なんてのもある。直列4気筒なんて安っぽいものを使えないので値段はうなぎ上りではある。

内装にしても皮張りでそれもコノリーレザーだのなんだのバカ高いものばかり使う。ウッドパネルも一枚板は使えないそうなので薄く削ったパネルを何重にも張り合わせて使うらしい。これもえらく手がかかるし、パネルの成型も1枚1枚手作業で行うらしい。塗装も下塗りから何回も塗り重ねて塗装が終わると表面を研磨するそうだが、これも手作業でやるらしい。シートも内装も何十種類もあって組み合わせができるとか。数が出ない車にシートや内装を何十種類も用意するだけでも金がかかる。

ホイールも20インチとかでかいし、タイヤも超扁平タイヤでこれも金がかかる。ブレーキもブランド品を使うのでこれまた金がかかる。日本のアケボノとかニッシンとか性能ではヨーロッパのものに負けてはいないそうだが、ブランドイメージが量販品だから使ってもらえないんだそうだ。ブガッティシロンのホイールなんか4本で200万とか。3ピース鍛造とか手の込んだものが多いらしい。エンジンもV8ツインターボで4リッターエンジンから710馬力を発揮、チューニングすれば、確実に850馬力を叩き出すなんて言うとこれまた金がかかるんだろう。そしてボディが重くなれば軽量化のためにカーボンコンポジット材料などを使うのでまたまた金がかかる。

こうして金に糸目をつけずに湯水のように金を使って車を組み上げて高性能を誇るのでそれをステータスにバカ高い金を払って買っては休日に銀座辺りに出没したり、東名、新東名や富士箱根を走るのだろう。86GRもちょっと手作り感のある車ではあるが、桁が違う。まあステータスでスーパーカーを買うのもいいが、むやみやたら高速や山坂道でかっ飛ばして事故を起こさないでもらいたい。自分だけ高速の中央分離帯に飛び込んだり崖から落っこちるならいいが、他人を巻き込まないようにしていただきたい。金があるからと言って運転がうまいわけでもないだろうし、スピードなどアクセルが踏めればサルでも出せるのだから。まあ僕は86GRで十分だが、‥(^。^)y-.。o○。

 

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