21日の日経平均株価は、20日の米国株式市場で、NYダウとナスダック総合指数が揃って史上最高値を更新したことから朝方から買いが先行、322円高まで値を上げたが、一巡後は材料難から伸び悩み、円高も重しになって上値が抑えられ、前日比233円60銭高の2万8756円86銭と反発して取引を終了。終値ベースでは、前週14日に付けた昨年来高値(2万8698円26銭)を5営業日ぶりに更新し、1990年8月以来の水準となった。東証1部の出来高は11億4447万株、売買代金は2兆4955億円。騰落銘柄数は値上がり1288銘柄、値下がり785銘柄、変わらず117銘柄だった。市場は、朝高後も堅調に推移していたが、短期的な過熱感を警戒する向きもあるようで戻り待ちの売りが優勢となったようだと分析しているようだ。
21日の東京外国為替市場でドル・円は、ドル売り・円買い優勢の展開となった。朝方、1ドル=103円50銭近辺だったドル・円は、仲値決済に向け103円66銭まで値を伸ばす場面があったが、その後、ユーロ・ドルが上昇すると軟化した。足元はバイデン米新政権による大規模な財政支出、景気浮揚期待を背景に、リスク回避時に買われていたドルが売られやすく、ドルが資源国通貨に対して弱含んでいることもドル売り・円買いにつながっている。午後に入り、日銀金融政策決定会合で大規模な金融緩和策を維持する方針を決めたものの、織り込み済みで為替市場の反応は限定的。15時半からの黒田東彦日銀総裁の会見や欧州時間のECB(欧州中央銀行)理事会を控え次第に様子見ムードが広がっている。15時現在、103円36銭となっている。
今日の個別は、三菱UFJが1%近く下げ、コマツが変わらずの他はパナソニックが5%近く上げた。新型コロナワクチンの超低温保管庫の開発が受けたんだろうか。ホンダが1%台、トヨタが1%をちょっと割り込み、三菱重工は極ささやかに値を上げている。今後は大統領が変わった米国の経済がどうなるか、そしてワクチン接種が各国で始まってコロナを抑制できるか、この辺りが注目されるだろう、‥(^。^)y-.。o○。
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