20日の日経平均株価は、イエレン次期財務長官が米議会公聴会で追加経済対策について積極姿勢を示し、米国株式が上昇した流れを受け、買いが先行で始まったが、発言が織り込み済みで先物に売りが出たことなどで逆転、下げに転じ、その後も利益確定売りに押されて日銀のETF買いも支えきれずに、前日比110円20銭安の2万8523円26銭と反落。東証1部の出来高は11億5000万株、売買代金は2兆3810億円。騰落銘柄数は値上がり1100銘柄、値下がり993銘柄、変わらず95銘柄。市場は、イエレン氏の公聴会発言は材料出尽くしで米大統領就任式や日銀金融政策決定会合、ECB理事会の結果発表を控え、様子見気分の中、日銀のETF買いが支えている感じだ。ただ、イベント通過後は市場の関心が決算に向かい、個別株物色になってくると米政権交代後を見ているようだ。
20日の東京外国為替市場で、ドル・円は1ドル=103円台後半で推移している。日経平均株価の下落を受けてリスクオフの円買いが優勢となり、ドル・円はやや軟化した。財務長官に指名されているイエレン氏が事前報道通り、ドル安を求めないとする旨の発言をしたものの、「為替レートは市場が決めるもの」とも述べたことが利益確定目的のドル売りを誘ったとの見方もある。ただ、今晩の米国での米大統領就任式でバイデン新大統領の発言内容を見極めたいとの見方もあって、ドル・円の下値は限定的だった。
今日の個別は上げ下げ半々、パナソニックが2%台と大きく上げた。コマツとホンダは小幅だが上げて引けている。トヨタ、三菱重工、三菱UFJは小幅に下げている。米新政権は当分はご祝儀で見方は好意的だろうが、どの程度、積極政策を取れるかが問題だろう、‥(^。^)y-.。o○。
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