11日の日経平均株価は、10日発表の米失業保険申請件数の増加や米追加経済対策の協議難航による米経済の先行き不透明感が重しとなり、売りが先行、先物で戻す場面もあったが、円高も嫌気され、戻りは限定され、前日比103円72銭安の2万6652円52銭と続落。一方、TOPIX(東証株価指数)は反発し、同5.80ポイント高の1782.01ポイントだった。東証1部の出来高は12億8218万株、売買代金は2兆8820億円。騰落銘柄数は値上がり1396銘柄、値下がり696銘柄、変わらず88銘柄。市場は、出来高も減り、上にも下にも行きづらく、もみ合い相場入りの感じだ。景気回復をにらんだ期待買いはほぼ終了し、ここからは実際に景気が良くなるかを確認する段階になると実相場重視の展開になるとの予想ではある。


11日の東京外国為替市場でドル・円は、1ドル=104円を割り込み推移した。朝方、104円20銭近辺だったドル・円は、米新規失業保険申請件数が市場予想を上回り、米経済の不透明感が強まったのを背景にドル売り・円買い優勢。日経平均株価の売り先行とともにドル・円は104円を割り込んだ。ただ、午後に入り日経平均株価が下げ幅を縮めるとドル・円も下げが一服し、104円台を回復。株式市場大引けに向けては104円ちょうどを挟み、小動きとなっている。15時現在、104円00銭となっている。

 

週末の個別は、日経平均が下げた割にはトヨタ4%台、三菱重工、三菱UFJの三菱グループが1%台と値を上げている。三菱重工はロッキードマーティンと共同で次期戦闘機の開発が決まったからだろうか。もっとも開発の主契約者はとっくに決まっているので関係ないか。ホンダは1%台、コマツとパナソニックは小幅に下落だった。日経平均も期待値で上げ過ぎだと思う。そろそろ投資家も冷静に相場を見る時期ではないだろうか、‥(^。^)y-.。o○。

 

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