12日の日経平均株価は、始まりから買いが先行、その後はもみ合い商状になったが、後場に入って買い疲れや先物が下げたことなどで下げに転じる場面もあったが、大引けに先物にまとまった買いが入るなど引き締まって、前日比171円28銭高の2万5520円88銭と8日続伸し、連日で年初来高値を更新して取引を終了した。終値ベースで2万5500円に乗せるのは、1991年6月4日(2万5556円86銭)以来、29年5カ月ぶり。東証1部の出来高は13億4800万株、売買代金は2兆8059億円。騰落銘柄数は値上がり734銘柄、値下がり1365銘柄、変わらず77銘柄だった。市場は、日経平均株価は一部銘柄の上昇に引っ張られて上昇したが、東証1部の騰落銘柄数では下落のほうが多くTOPIXは8日ぶりに反落。足並みの乱れが気になるところとさすがに買いが続き過ぎたことを警戒のようだ。
12日の東京外国為替市場でドル・円は、1ドル=105円台前半を中心に下押し圧力のかかる展開となった。朝方105円40銭近辺だったドル・円は、日経平均株価の買い先行にツレて105円47銭まで上値を伸ばしたが、仲値決済に向けては国内輸出企業からのドル売り・円買いが優勢となり、ドル・円は軟化した。その後は時間外取引で米長期金利が低下したことや日経平均株価が一時マイナス圏に転じたことなどを背景にドル・円は一時105円17銭まで値を下げたが、欧米時間にECB(欧州中央銀行)主催の年次フォーラムでパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長、ラガルドECB総裁、ベイリーBOE(イングランド銀行)総裁がパネルディスカッションを行うことから次第に様子見ムードが強まる展開となった。15時現在、105円22銭となっている。
今日の個別はコマツが小幅に上げただけで三菱重工が2%台、ホンダ、三菱UFJ、パナソニックが1%台、トヨタが小幅な下落だった。市場はそろそろ新型コロナも駆逐されそうだという期待感なのか、買いが続いているが、さすがにここまで買いが続いて日経平均が上げると警戒感が顔をのぞかせるようだ。確かにどうしてこれほど買いが入るのか、疑問ではあるが、この先がちょっと恐ろしいのは誰しも思うところかもしれない、‥(^。^)y-.。o○。
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