10日の日経平均株価は、米株安で一時1万9千円を割り込むなど大きく下げたが、米国の経済対策で先物が上昇し、NY原油価格も上昇、円高も一服したことなどで値を戻し、後場は経済対策への期待感や日銀のETF買い期待などで盛り返して、前日比168円36銭高の1万9867円12銭と3営業日ぶりに反発。東証1部の出来高は25億7037万株、売買代金は3兆8120億円。騰落銘柄数は値上がり1645銘柄、値下がり477銘柄、変わらず42銘柄。市場は、下ヒゲの長い陽線を付け、これだけを見ると一旦底入れの格好となる。大きく値下がりしただけに戻るとは思うが、新型コロナウイルスの感染拡大という元凶は何ら解消していない。メジャーSQ(特別清算指数)の算出を控え、思惑的な売買に上下動があるかもしれないと警戒のようだ。
10日の東京外国為替市場で、ドル・円は一時1ドル=105円台を回復した。朝方は102円台で推移したが、トランプ米大統領が新型コロナウイルス感染拡大に伴う景気低迷に向けた対策について「大規模になる」と強調したことが好感され、ドル買い・円売りが優勢となった。時間外取引で米長期金利が上昇したことや、「5・10日」ということもあって国内輸入企業によるドル買い・円売りがドル・円を支えたとの見方もある。昼前には103円ちょうど近辺で上昇が一服したが、午後から再びドル買いの勢いが強まり、午後2時すぎに105円台を回復する場面もあった。
今日の個別は三菱重工と中国を主戦場とするコマツが値を落とした。コマツは2%台、三菱重工は3千円を割り込んだ。三菱重工の場合はスペースジェットが足を引っ張っているが、ここはやるしかないだろう。トヨタ、ホンダ、三菱UFJは1%台の上昇、パナソニックも小幅だが値を上げている。当面は新型肺炎の動向を見ながらの売り買いになるだろう。今のところは何とか踏ん張っているようだが、このまま終息へと向かうといいのだが、・・(^。^)y-.。o○。
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