2日の日経平均株価は、新型肺炎懸念や中国経済指数の悪化、円高などでで売り先行で始まったが、一巡後は持ち直して買いが入り、日銀総裁の「潤沢な資金供給と金融市場の安定確保に努めていく」とする談話も戻り基調に拍車をかけ、中国株の上昇などもあって大きく戻したが、その後はもみ合い商状となり、前週末比201円12銭高の2万1344円08銭と6営業日ぶりに大幅反発。東証1部の出来高は20億3515万株、売買代金は3兆5219億円。騰落銘柄数は値上がり1892銘柄、値下がり240銘柄、変わらず29銘柄。市場は、テクニカル的に見ても、一旦反発しておかしくないところだが、新型肺炎リスクについては依然不透明だ。戻れば売りが出てくると見られ、もう一度安値を試しにいく可能性も否定できない。ボラティリティが落ち着くには時間が掛かると警戒のようだ。
2日の東京外国為替市場で、ドル・円は1ドル=108円台前半で推移している。前週末の中国2月製造業PMI(購買担当者指数)の急激な低下を受けて日本時間の未明には一時107円ちょうど近辺まで下落したが、その後はドルを買い戻す動きに支えられて持ち直した。日銀の黒田総裁が「潤沢な資金供給に努める」とする談話を発表し、約4年ぶりとなる国債現先買いオペを実施すると安く寄り付いた日経平均株価が上昇に転じ、ドル・円も切り返した。ただ、先行きの不透明感は根強く、午後は上値が重くなった。
今日の個別は日経平均が大きく上げた割には個別はさえず、トヨタとパナソニックが小幅に上げただけで三菱UFJは1%台の下げ、三菱重工も下げて年初来安値を更新、3,300円台に落ちたのはちょっと気になる。ホンダ、コマツも小幅に下げた。このところ、大きく下げたので当然反発が出る局面ではあるが、当面、この新型肺炎騒動が落ち着くまでは株価も不安定だろう、‥(^。^)y-.。o○。
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